「歌」について考えてみた

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

 

「歌心」ってコトバ、ありますよね?
あれってどういう意味かわかりますか?

 

●歌心

 

いつものようにwikipediaを調べてみたのですが、この「歌心」は
ちゃんとありませんでした。

で、他の辞書で1番近いかなぁというのがこちら。

うた ごころ 【歌心】
① 和歌を詠もうとする風流な心持ち。和歌についての心得・素養。 「 -がある」
② 和歌に込められている意味・内容。

 

(weblioより)

 

歌心ってのは和歌の言葉なんですね。知らなかったです。

 

●感情

 

我が家では歌心という言葉がたまに使われていました。

例えば歌手が俳優をする時ってあるじゃないですか。

ああいうときに

「やっぱり歌心がある人だからお芝居もちゃんとできるよね」

みたいな感じで親が使ってたりしたのを
聞いていた記憶があります。

まぁなんとハイソな家庭!って思われるかもしれませんが、
そんなことありませんよ。念のため(笑)

 

この場合の歌心は、要するに感情ですね。

ただ単にセリフを棒読みするのではなく、
きっちり気持ちを込めて歌うことができる人だから
表現ができるであろうという思いを込めての歌心という言葉。

もちろん間違った使い方ではないと思います。

 

で、この歌心というか、歌に対する大事さというのを
最近本当に感じるんです。

 

●楽器の場合の歌

 

ピアノの曲を仕上げるのにどうしてもこの歌心は必要です。

でもピアノは実際に歌いません。
鍵盤を押せば鳴る楽器です。

じゃぁこの押せば鳴る楽器でどうやって歌を
表現するか、というのがとっても大事なわけです。

 

先生方はよく「歌う」と表現をしますが、
実際には歌えません。

どうやってもピアノでは歌えません。

だって弾く楽器ですもんね。

 

 

管楽器になるとこれは全く違ってきます。

息を使う楽器ですので歌うことが得意です。

息の強弱によって抑揚をつけることができます。

これはピアノにはできない芸当です。

 

同じようにバイオリンなどの弦楽器の場合も
息継ぎをかなり意識されてします。

実際には息は使わないのですが、どこで息継ぎをするのか
というのをみんなで合わせたりするんです。

やはりこういう時に歌を歌う人の気持ちを
しっかり知っておかないと、良い演奏にはならない、
ってことなんですよね。

 

●みーんな一緒です

 

ピアノやエレクトーンでももちろん素敵な曲が
たくさんありますし、良い演奏もたくさんあります。

でもそれだけにとどまることなく、いろんな歌を聴くことや
感じることでもっともっと表現するべき事は
出てくると思いますし、表現する幅も
広がってくるんじゃないかなと思います。

1つの楽器や1つのジャンルにこだわることなく
全般的に音楽を楽しんでもらうことが
多分上達への近道なんじゃないかなと思います。

ぜひいろんな歌を聞いてくださいね!

 

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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