五線じゃない音もある

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

 

昨日も書きましたが、五線ってコトバだと思うんです。
音楽という国の中で使う言葉、それがドレミとか五線とか
音楽用語です。

でも、実は音楽の世界って1つの世界ではないんですよ。
ご存知でしたか?

 

●基準の音

 

先日ある方からこんな話を伺いました。

 

「うちの嫁さんとカラオケに行った時、

あんたは一体どの音を基準にして歌ってるの?
と言うんです。

音程が自由すぎるって。

全然意味が分かんないんですけど、

どういうことでしょうか?」

 

 

 

結構勘違いされるのですが、
ドの音と言うとドの音以外考えられないと
思われがちです。

 

でも実際には音程の低いドの音や、
音程の高いドの音もあります。

つまり五線の中でドというとどれも同じドの音だと
思いがちなんですが、実は幅があるんです。

 

 

で、さっきの方のお話に戻るのですが。

これってこの話そのまんまなんですね。

(ま、ぶっちゃけ音痴ってことですが、
それはスルーします(笑))

 

●日本には五線は無いの?

 

五線というのはあくまでも西洋音楽で
音の高さを表示するためのツールです。

 

日本の音楽には日本の音楽独自の表現の仕方が
あります。

例えば箏や尺八などの楽器は音程を揺らしたり、
上げたり下げたり奏法があります。

逆に西洋楽器で用いられる管楽器や鍵盤楽器などには
そういう奏法はありません。

 

例えばハーモニカなんかは数字の楽譜です。

篠笛や尺八の場合は縦書きの楽譜を使います。

そういった独自の文化もあるんです。

 

それがいいとか悪いとかではなく、
音楽の世界っていろんな国があって、
そこで使われている言葉もいろいろなんです。

たまたま共通語として英語が使われているのと
同じように五線が便利だから使われているというだけで、
これが全てではありません。

 

いろんな文化があるということを知っておくことって
とても大事。

そういう風な感覚を持っていて欲しいなと思います。

 

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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