調律とリバウンド

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

調律ってなぜくるうんでしょうか?
どうして毎年しなくちゃいけないんでしょうか?

 

●調律とダイエット

 

調律がくるうメカニズムというのは
いくつかあるのですが、
お客様に説明させてもらうときにわかりやすいなぁと
最近感じるのはダイエットとの共通点です。

実は調律とダイエットって似てるんですよね。

 

 

●調律

 

調律自体は通常は年に1度程度で大丈夫です。

よっぽど特殊な環境で使わない限り、
普通にくるっていくだけです。

そういう場合はまた1年ほど経てば
再び調律すればいいだけです。

 

しかしこれが5年も10年も間があいてしまうと
くるいが大きくなってしまい、
次の調律が大変になったりします。

その大変な調律も結局ピアノに負担をかけるだけで、
その時はうまくまとまって音律になるかもしれませんが、
また元のくるいやすい状態に戻ろうとするんです。

 

●リバウンド

これってダイエットと一緒です。

日々きちんと気にかけて体重を維持している
のであれば問題ないのですが、
急に思い立って無理なダイエットしても
その後リバウンドが待っています。

 

がんばって一気に10kg痩せても
リバウンドで15kg太っちゃった、
みたいな話ってよく聞きますよね。

調律がくるってしまうのはこのリバウンドと
同じです。

 

 

いずれにしても
無理なダイエットや無理な調律をしても、
結局ピアノや身体に負担がかかるだけです。

そこから長くきちんと使っていこうと考えるならば
無理なダイエットや急な調律ではなく、
定期的に日々のメンテナンスをすることが絶対大切です。

最近この説明が1番しっくりくるな〜と
思ってるんですが、伝わりましたか?(笑)

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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