音感って後から身につくの?
2016/10/09
初心者のための音楽サービス専門店平瀬楽器のスタッフ平瀬慶子です。
こんにちは〜♪
ヤマハの音楽教室は音感が身につく!といわれていますね。
音感って?
音感には絶対音感と相対音感があります。
絶対音感は「他の音と比べなくても、音を聞いただけでその音名が分かる」能力です。
聞こえた音が頭の中ではドレミで表現されるそうです。中にはもっと細かく微妙な音の高さを聞き分けることが出来る人もいます。
最初からこの能力を持っている人もまれにいますが、大半の人は幼少期の音感トレーニングによってある程度のレベルまでは身に付くといわれています。
ヤマハ音楽教室ではレッスン内でゲームをするように音当てをしています。CMでもおなじみの「ドミソ」「シファソ」「ドミソ」といっているシーンです。
絶対音感を持っていなくてもほとんどの人が相対音感をもっています。
基準音をきいてそれより高いか低いかがわかるものです。でも厳密にどれぐらい高いのか低いのかは訓練で身につきます。絶対音感は幼少期からのトレーニングが必要ですが相対音感のトレーニングは大人になってからでも十分身に付くようです。後はご本人の努力次第ですね。
どうやって身につける?ほんとに身についてるの?
教室に通っていただいている生徒さん達はどれぐらい音感がよくなっているのか、普段のおしゃべりでは全くわからないのですが、時々こんなお話を耳にします。
「うちの子ちっとも楽譜読めないんです。譜読みが苦手なので、何でも聴いて覚えちゃうんですよ。」
これってお母さんからするといつまでも楽譜が読めない!と困っていらっしゃるのですが実はその裏には別の力が育っているという証拠なんです。
幼児からのレッスンで知らない(気がつかない)間に聴く能力がちゃんと身についているということです。
たまに私たちスタッフが実感するときがあります。それはギターなどのチューニングをしているとき。
今はチューニングメーターという便利な機械がありますのでそのメーターを見ながらチューニングをしているとレッスン前後の生徒さん達が楽器に興味津々で集まってくれます。
そんなときに問題を出して「これ何の音?」と訊くとちゃんと答えが返ってきます。バッチリ正解!
ほかには中学生になって吹奏楽部に入部したという子の話を聞いて実感したことがあります。
その子はトランペットになったそうです。
お子さんは「ド」の音吹いてるのに「シ」の音が出るねん。気持ち悪いわ~。その言葉にお母様は全く意味がわからなかったそうです。
実はトランペットはB♭管楽器。基本となる「ド」の指使い、トランペットの楽譜上で「ド」と記されているのを演奏するのですが、これがピアノなどの実音楽器で言う「シ♭」の音が聞こえてきます。
とまあ簡単に移調楽器のご説明をしてご理解いただきました。
こんなところで音感が身についていることを実感させていただきました。
絶対じゃなくて相対でもいいじゃない
音の高さや違いを聞き取れるとカラオケや鼻歌もうまくなります。
人前で音程よく歌えるようになればいろいろなことに自信が持てますよ。
相対音感なら今からでも間に合います。
ちょっとトレーニングのつもりでピアノのレッスンやボイストレーニングはじめてみませんか?
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