出会いと別れ

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます！

ちょうど3ヶ月前、ご縁あってあるスタッフが来てくれることになりました。

ちょっと気が弱いかなぁ～と心配してしまいそうになるほどの繊細な雰囲気と、声の小ささが気になりましたが、ふんわりとした雰囲気の中にもクレバーな破片が垣間見えて、この人はきっとこれからのメインキャストになってくれる人だって感じました。

その頃を前後して、本当にありがたいことにいい人たちに恵まれ、スタッフの陣容が随分しっかりかっちりしてきました。

すっかり任せられる、そんな感じに順調に育っていってくれていました。

指針発表会にて

今年の8月31日に経営指針発表会を行いました。

そのときには、そのしっかりしてきた新人スタッフさんたちが一列目を陣取って、私の拙い話にしっかりと耳を傾け、時には新しい指針書にメモを取りながら関わってくれていました。

話をしながらその様子を見ていて、とてもありがたいことだなぁと感じたのをしっかり覚えています。

報告を受けたのはその翌日でした。

急な退職

ご主人が転勤になるので…と話を聞いたときには目が点になりました。

転勤なんてないはずの職場だったはずなのに。

それにこの人にはずっといてもらいたかったのに。

事実は事実として受け止めてはいるのですが、なかなか自分の中に入ってきませんでした。

あっという間に時が過ぎ、リミットとなる月末になりました。

その間も、「あの話はなくなりました」「延期になりました」そんなふうに言ってもらえないかなぁと思っていたのですが、そんな都合のいい展開になるわけもなく。

昨夜のことです

その彼女が、夜遅く仕事を終えてからわざわざ挨拶に来てくれました。

こんなステキなプレゼントもいただきました（社長にプロレスグッズってのが、ゆるい社風を表してますけどね）。

入社した日からちょうど3ヶ月目の日をカレンダーに「○○さん3ヶ月の面談」と記していましたが、それは実施されることなくスルーしてしまいました。

たった3ヶ月しかいませんでしたが、彼女のふんわりとした雰囲気と細かいところに気がきく優しさはとてもとても魅力的でした。自分ではドジっ子だと言っていたけど、しっかり仕事のできる人でした。

ご主人の転勤という仕方ない理由だとはいえ、店にとっても、他のスタッフにとっても、大変大きなダメージです。

引っ越した先でもきっと彼女は周りの人たちに愛されると思います。

たくさんの人と関わって、たくさんの人たちの役に立って、そして存分に惜しまれて、またこっちに帰ってきてくれたらと思っています。

「長期休暇やと思ってるからね！」と見送りました。

ありがたいことに、人にはとてもとても恵まれています。

1人では仕事はできません。

たくさんの人達に支えてもらいながら、もっと多くの人達の笑顔を作っていければと思っています。

彼女も新天地でがんばると思います。そんな彼女に負けないように、そして彼女がまた帰ってきてくれるように、明日からまたみんなでがんばらないといけないですね。