たかがイス、されどイス。ピアノのイスに関する話
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
イスってどんなイスを使われていますか?
どんなこだわりをお持ちですか?
ピアノのイス
この世にイスは色々ありますが、ピアノの椅子といって思い出すのはだいたいこの2種類じゃないでしょうか?
上のが通称「背付きイス」
下のが通称「背無しイス」
といいます(そのまんまやん!!)
冗談はさておき、正式な名称もあるので紹介しておきますね。
背付きイスの正式名称は「トムソンイス」もしくは品番で「No.5(なんばーご)」と呼ばれています。
トムソンイスの語源は正直わからないのですが、おそらくトムソンさん的な方が何らか関わっているんだと思います(笑)
背無しのイスの方は「高低椅子」とか「四つ足のイス」とか呼ばれることが多いですが、どっちも高低できますし、そもそもどれも4本足ですし、ちょっとこれは適当すぎますよね(笑)
ここでちょっと気になったので、近くにいらした先生方にアンケートを取ってみました。
Q1.背付きのイスのことをなんといいますか?
イス 2人
Q2.背無しのイスのことをなんといいますか?
イス 2人
自由意見
・長いこと講師やってるけどイスの名前なんか意識したことなかったわ
・え?名前なんかあるの?
ま、先生でもご存知ないくらいマイナーだということですね(笑)
種類がある
ピアノの椅子には2種類あると書きましたが、それぞれがそれぞれにまた種類があります。
というか、ピアノの種類に合わせる形になっているんですよね。
まずこちらが木目のピアノに合わせた木目のイス。
最近は黒いピアノよりも木目のほうが人気です。木目のピアノに黒いイスも合わないことはないですが、インテリアを考えると同じ色目のものがある方がしっくり来ますよね。
そしてもう一つがこちら。
同じ木目でもこちらはネコ脚(チッペンデール)というやつです。
なんかステキなデザインですよね〜。
このネコ脚もピアノに合わせたデザインになっています。やっぱりステキですよね、こういうデザイン。
なぜ高価?
これらのピアノイスって、おそらく一般的なイスと比べるとやや高価だと思います。
背付きのNo.5は本日現在の定価が38,000円。ちょっといいお値段ですよね。
やっぱり販売される本数が普通の椅子と比べて圧倒的に少ないというのがこの高価な理由の大きな部分です。それ以外にも良い木材を使っているとかそういうのも理由の1つだそうです。
消耗品です
たまに、なんでもない普通の椅子でピアノを弾いてらっしゃる方がいらっしゃいますが、やはり微妙な高さが合わないんですよね。やはりピアノにはピアノ用に設計されたイスが一番しっくりくるはずです。
しかし頻繁に高さを変えたり、楽器を演奏する体重を支えたりするので壊れやすいのも事実です。
特に背付きのイスはガタガタしだしたら替え時だと思いなさいとある先生がおっしゃっていました。
演奏者にとって身体を預けられるのはイスだけです。
そのイスがガタガタになってしまうとピアノに100%の力を送ることが出来ません。
イスが消耗品だというのはちょっと突飛な発想かもしれませんが、良い演奏をするのに良い状態のイスというのは必須なんです。
あなたが今使われているイスは健康でしょうか?
そのイスでいい演奏ができますでしょうか?
今日をキッカケに一度見直してみるのもいいかもしれませんね。
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