うたがうまいってなんだろう?
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
夜中にやっているテレビ番組をたまに見ています。
それは素人さんが出て、歌の上手い下手を競うという
単純明快な番組なのですが、かなり面白いんです。
何が面白いかって、たまーにものすごい上手な子が
出てくるんですよね。
●すごい女子高生
昨日も女子高生ですごい女の子が出ていました。
もともと人とコミニケーションを取るのが苦手で
笑顔作るのも苦手。
でも歌だけは得意で歌だけを信じて
ずっと練習してきていたそうです。
そんな子が歌う歌はやはり上手。
歌が上手なのはもちろんなんですが、
声がとてもステキなんです。
審査員の皆さんもそれを評価していました。
●うたのうまさってなんだろう?
歌のうまさって何なんでしょうか?
昨日の番組では人間の審査員以外にも
機械の審査員が正確性を図っていました。
元の歌と比較してどれくらい音程がくるっているのか
入りのタイミングがずれていないか、などを
機械的にチェックしていたんですね。
もちろん大幅にくるっているとダメなんですが、
その機械的な審査は正直あまり参考には
なっていないと思っています。
●伝わるか伝わらないか
歌のうまさはどう伝わるかだと思うんです。
いくら心を込めて歌ったとしても、
その気持ちが伝わらなければ
ただのうるさい音になってしまいます。
いくら音程がバッチリだったとしても
聞いている人に響かなければ何もありません。
それは歌ってないのと同じなんです。
歌に限らず音楽って全般的にそうなんですね。
「歌う」と言う表現があるように、
ピアノだろうが管楽器だろうが
「ここはもっと歌って」って感じで指示が出る場合が
あります。
では「歌う」とは何なんでしょうか?
これはプレイヤーはみんな悩んでいるところだと
思います。
実際にはこれという答えはないと思います。
でも1つ大事な事は、何かを伝えようとする姿勢は
常に持っておいた方がいいのかなと思うんです。
場合によってはここでこんな風に歌っていって、
徐々に盛り上げてみたいな感じで
作為的になるかもしれません。
でもそれはその人の気持ちを1番効率的に
伝えるための方法ですので、
全然悪いことじゃないんだと思うんですよね。
ちょうど推理小節の最後の最後で犯人が
わかるように出来ているように、
歌でも1番良い展開を作って
1番気持ちが伝わる方法で届けるというのが
ベターなんじゃないかなと思います。
ただ、一方で子供たちのピュアな歌声は
すごく胸に響くこともあるんです。
だからこれは何か1つの答えがあるわけでは
ないんですよね。
人の歌と人の心。
どこかに何かの相関関係があると思うんですが、
それがわからないのがまた良いのかもしれません。
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