スタジオの点検業務に行ってきた!
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
昨日は近所のホールに楽器の点検に行ってきました。
●楽器点検
このホールにはいくつかの練習室があり、
いろいろな楽器が置いてあります。
いわゆるバンドの練習をできるようなスタジオとして
活用されている方も多く、お部屋の稼働も結構いいので
楽器や備品も傷みがち。
基本的にはホールの音響や照明のスタッフさんが
仕事の合間にチェックされているのですが、
プロの目からも見てほしいということで
年に一度全体チェックに伺わせてもらっています。
●なにをしてるのか
点検って何をしているのかといいますと、
楽器や備品が正常な状態なのかどうかを
1つずつ触って確かめていくんです。
基本的にはシンセサイザーやドラムセット、
ギターアンプにベースアンプなどなのですが、
数がとにかく多いんです。
アンプ類だけでも15台ほど。
ドラムセットも3組くらいあって、
しかも一台は予備で箱に入れてしまってあるので、
いちいち全部出してチェックしていかないといけません。
アンプがきちんと作動するのか、
シンセサイザーはちゃんと音が出るのか、
ドラムのスタンドに異常はないか、
などなどチェックする項目は結構たくさんです。
で、それらの楽器類が全部が全部正常だったら
いいのですがなかなかそうはいかず…
●結構壊れてる
昨日見させてもらったもので
大きな壊れはなかったものの、
シンセサイザーの鍵盤が汚れていたり、
アンプの中にどうやら鉛筆らしいものが
入り込んでいるらしくカラカラ鳴っていたり、
シンバルが割れているのを発見したり、
アンプの入力端子の奥にプラグの先が
残ってしまってたり、
といろんなトラブルが散見されました。
一気に全部を修理なんて大変ですから、
優先順位を考えて修理をしていくことになるとは
思いますが、やっぱりこういう壊れを
発見するのってあんまり楽しい気分ではないんですよね。
●大事にしてください
こういった公共スタジオの楽器って壊れているものや
壊れかけのものが多いです。
たしかに多くの人が入れ代わり立ち代わり
使われるわけですから壊れる可能性も高まります。
それでも大事に使ってほしいと心から思っています。
公共のものだからといて無茶苦茶して
いいなんてことはありませんもんね。
上手な人ほど楽器を大切にされます。
プロ奏者の方々が楽器を大切にされるのは
あたりまえのことです。
これからこういうスタジオを使われる方は、
これまで以上に大切に楽器を触ってもらえればと
思います。
心がけひとつで楽器の寿命は全然変わります。
どうかご注意くださいね!
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