デシベル・トラブル・ご注意を

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

 

先日、店頭に来られたお客さまとの会話で、

なんとなくの防音のご相談的な流れになりました。

 

●防音

 

その方は家にグランドピアノをお持ちの先生。

夜遅くにピアノを弾きたいので、

練習室の防音を検討中とのことでした。

 

ただ、防音といっても結構お金がかかるので、

窓だけにすべきか、完全に防音部屋を

作ってしまうかを悩まれているとのこと。

 

 

そこで実際に当店の教室の状態を見ていただき、

こんな感じの作りで良いところ・ダメなところを

説明させていただきました。

 

 

●内装屋さんと音楽屋さん

 

こういうお話をさせていただく時によく出てくる

キーワードがあるんですが、何かわかりますか?

 

それは、「デシベル」。

 

「窓を取り付けたら○×デシベル下がるらしい」

「壁を作ったら△□デシベル下がるらしい」

 

そんなことを内装屋さんから言われ、

よくわからなくて困惑されるというのが、

なかなかよくあるパターンなのです。

 

で、このデシベルというのは何かというと、

 

デシベル(英語: decibel、記号: dB)は、

電気工学や振動・音響工学などの分野で、

物理量をレベル表現により表すときに

使用される単位である。

SIにおいてレベル表現として表される量には

次元が与えられておらず、無次元量である。

 

(中略)

 

デシベルによる表現は、

音の強さ(音圧レベル)や、電力の比較、

減衰などをエネルギー比で表すのに使用される。

 

(wikipediaより)

 

 

んー、専門用語ばっかりでよくわかんないですが(汗)、

まぁ要するに音の強さや音圧を表現するための

数値ということなわけです。

 

で、内装屋さんはこういった防音の作業を

する際に、この作業をしたらこれくらいの防音が

期待できるということを「○×デシベル下がる」

と表現します。

 

しかし、音楽畑の人間からすると、

ごくまれにまだまだよく聞こえていて

これじゃ全然防音出来てないやん!

ってときがあるんです。

 

でも、そういうときには騒音を測定する

機械を持ってこられ、

「ほら、これくらい下がってますから!」

みたいなことを言うので

トラブルになっちゃったりするんです。

 

 

「下がってる!」

「いや、聞こえてる!」

って感じです(笑)

 

 

 

●専門家とセカンドオピニオン

 

こうならないためにどうしたら良いのか

といいますと、

単純に防音は防音の専門業者に依頼されるのが

ベストだと思うんです。

 

しかしいろいろな関係でそれがうまくいかない場合は

セカンドオピニオン的に楽器屋や

防音が得意な内装屋さんなどに

相談をされるだけでも

色々解決策が見つかるかもしれません。

 

 

物を買うということとは違い、

防音というのは家を触るという

結構大きなイベントです。

 

上手く行かなかったからと言って

やり直しというわけにもなかなか行きません。

 

実施されるときにはくれぐれも慎重に

すすめてくださいね。

 

 

 

 

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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