進化する楽器、エレクトーン

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

 

先日、某施設の電子オルガンが壊れたという連絡がありまして、

引き取りに伺ってきました。

 

●液晶画面

 

どんな風に壊れたのかといいますと、液晶画面の不具合。

表面のフィルムみたいな部分が剥がれちゃってたんです。

 

 

最初見たときは液晶を保護しているフィルムなのかな?と

思っていたのですが、電子楽器の修理担当に聞いてみると、

このフィルムがタッチパネルなので、

これが破れてしまうとタッチが効かなくなるんですって。

それくらい大切なものなんですって。

知らないって罪ですね(汗)

 

 

●電子オルガンも進化

 

この電子オルガン、一般的な名称では

ヤマハのエレクトーンと呼ばれている楽器です。

 

エレクトーンというと、蛇腹のようなフタがついていて、

カラフルなレバーがたくさんついている2段鍵盤の楽器、

というイメージをお持ちの方が多いのかもしれませんが、

今のエレクトーンは全く違います。

 

大きめのタッチパネルがついてあり、

そこで音色を変えたりします。

インターネットにも接続ができ、楽譜や音源を

ダウンロードできたりもできます。

 

ほんの20年ほど前まではフロッピーディスクや

ゲームのカセットのようなものを使って制御していたのに、

いまはUSBメモリにインターネットですからね。

本当に進化した楽器なんだなぁと感じます。

 

 

 

●ちなみに

 

電子オルガンというのはエレクトーンの総称です。

味の素のことを「化学調味料」と呼ぶのと一緒で、テレビなどでは電子オルガンって呼ばれるんですよね。

 

ちなみに他社の電子オルガンはというと、

カワイのドリマトーン

テクニクスのテクニトーン

ビクターのビクトロン

ハモンドのハモンドオルガン

などなど(一部すでに廃盤になっているものも含みます)。

 

これまでいろんなメーカーの電子オルガンが

作られてきました。各社いろんな特性があって

面白いのですが、今ではエレクトーンが一番ポピュラーな

存在になっているようです。

 

 

●エレクトーンの魅力

 

エレクトーンの魅力は両手2段と足鍵盤の合計3段の鍵盤。

そしてたくさんの音色やリズムなどが操れるマルチなところ。

 

ひとりでオーケストラを表現することも出来ますし、

ピアノやヴァイオリンの独奏を再現することだって可能です。

 

ジャンルも、クラシックだけじゃなく

ポップスやロックなども対応可能ですし、

ボタンが多くてとっつきにくい印象は

あるかもしれませんが、

実はとても楽しくて奥深くて

誰でも楽しめる楽器です。

 

ピアノにはない魅力をたくさん秘めたエレクトーン、

一度じっくり触ってみませんか?

きっとおもしろいと思いますよ〜。

 

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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