体調管理とピアノの状態の共通するところ

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

 

いやー、昨日は体調を崩してしまいましたしよー。

ほんとにほんとに残念で情けなかったです(涙)

 

●調律アポ取り

 

一応午前中は少しカラ元気で仕事をしていたのですが、

そんなに動けるはずもなく、

やれていたことといえば調律のアポ取りくらい。

 

といっても、平日の午前中のことなので、お客様も

なかなかいらっしゃらないだろうなぁとは思いつつの

お電話だったのですが、案の定お家にいらっしゃったのは

ほんとにごく一握りの方々でした。

 

しかもお電話でお話をしても調律をあまり重要視されて

いないのか「また電話します」とか「必要な時連絡します」

みたいなつれないお答えのオンパレード(涙)

 

やっぱりこちらの体調が悪いのできちんと説明が

できなかったんでしょうね。

お断りされてしまったのは非常に残念です。

 

 

●調律の必要性

 

しかしよくよく考えてみると

「ちょうど調律の時期なんですが…」とお電話を

させてもらっているものの、本当の必要性については

意外とお伝えできていないのかもしれないなぁ

ということに気づきました。

 

何度も何度もこのメルマガでも書いていますが、

調律はピアノの定期検診のようなものです。

 

 

毎年きちんと行うことでピアノの状態をきちんと

キープできること以外にも、おそらくまもなく

起こってしまうであろう「壊れ」を未然に防止

することができるんです。

 

 

例えば仮に5~10年調律が空いてしまったと

しても、調律自体は何度か時間をかけて行えば

きちんと元に戻ると思います。

 

しかしその調律をしていなかった間に内部に

ネズミが巣を作り、大事なフェルトを全部

かじっちゃったりしたらえらいことになります。

おそらく修理代は100,000円くらいかかちゃう

と思います。

 

 

 

また、気づかないうちに湿気が内部に

浸透してしまい、「スティック」と呼ばれる

アクションや鍵盤が動きにくくなる現象が起き、

一本一本に対し、2,000とか3,000円とかの

修理費用がかかります。

 

一つ一つは大したことないかもしれませんが、

ピアノには88本鍵盤があるわけで、これを

まとめると結構な金額になってしまいます。

 

●なるべく

 

我々技術者はなるべく大きなご負担に

ならないようにという思い込めて、調律や

修理の作業をさせていただくようにしている

のですが、やはり最低限かかった修理や調整に

関しては代金をいただかないといけません。

 

ですので、単純に長い目で見ると

毎年決まった時期に調律を行うということが

ピアノの状態を保持するということにおいても、

ご家庭のお財布の状態をキープするという

意味でも、とても結構重要なことなんじゃ

ないかなと思うんです。

 

 

な~んてことを、体調の悪い自分が考えて

いても仕方がないわけで。

 

結局のところ、ピアノも体調も日ごろの管理

なんですよね。

きちんとそれを意識していたらこんな悪いこと

にはなかったのに。仕事に穴を開けることに

ならなかったのに…と反省をしつつ。

 

くれぐれも、皆さんのご家庭のピアノは

こんなことにならないようにしてくださいね!

 

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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