ご存知でした?地元三田は元聖地だった?!
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
わたくしどもがお仕事させてもらっているこの三田という街は比較的音楽の盛んな街だと思います(若干の身内びいきも含む)。
昨日も市役所のロビーで蓄音機のコンサートがあったりしましたし(これに関してはまだ後日書きますね)、週末平日問わず色んな所でコンサートが開催されています。
クラシック
三田では吹奏楽やオーケストラ、合唱などの市民活動的な団体が非常に多く、そういう点では都会に負けないくらい音楽が盛んといえます。
ただ、盛んなのは基本的にクラシックで、いわゆる弾き語りをしているような子たちにとってはそんなにウェルカムではないんですよね。
(そんなこともあってぼちぼちやっているのがこちらのコンサートなのですが、それはまた別の記事を書きますね)
そうは言ってもここ数年は駅で弾き語りをするストリートミュージシャンも増えてきましたし、人気のある子たちは定期的にやったりしていますし、少しずつそういう目が出てきつつあるのかなーと思っています。
元祖?
そんな三田、実は古くはまた別のジャンルの音楽がめちゃくちゃ盛んで、そのジャンルが好きな人達にとっては聖地のような場所だったんです。
その音楽のジャンスはブルーグラス。
青いコップじゃないですよ(わかってるって)
発祥はアメリカだと思うのですが、いわゆるカントリーミュージックから派生した音楽で、シンプルな編成なのですが非常にテクニカルな音楽です。
ブルーグラスで使われる楽器は、ギター、バンジョー、コントラバス、フィドル(バイオリン)、フラットマンドリン、ドブロ、チャランゴー、etc.
あ、最後の方の楽器は超マニアックなので、そんなの知らないって言っても全然恥ずかしくはありませんのでご心配なく(笑)
ちなみにこれがブルーグラスです。こんな音楽です。
聖地
そんなブルーグラスがなぜ三田で盛んだったのかといいますと、三田の奥地にある某アスレチックで今で言う「フェス」的なものが三田で開催されていた歴史があるんです。
どんなフェスだったかといいますと、演奏する方は三日三晩ブルーグラスを演奏し続け、聴く方は三日三晩聞き続けるという正気の沙汰とは思えないイベントで(笑)
ブルーグラスの世界では西日本で一番のイベントだったそうで、時期が来ればかなり大勢の方々が三田に訪れていたそうです。今風に言えばブルーグラスの聖地、ですね(笑)
といっても、ぼくが知っているのは本当に後期の後期。
誰が主催をしていて、どういった経緯で無くなってしまったのかということも存じ上げないくらいの関わりでしかありませんでの詳しい話はわからないのですが、そんな大きなイベントが無くなってしまったのは残念で仕方ありません。
店先で
ただ、それでもこの地にブルーグラスの血は残っていて、数年前まで近所にあったクリーニング屋さんの店長さんなんかは、店先でアイロンを持たずにずーーーっとチャランゴを練習してはりましたし、ふとした時にバンジョーやマンドリンのお話しが出たりするのもこういう土地柄だからなんでしょうね。
なんで今日はこんな話なんかを書いたかというと、最近ブルーグラスの話題が続いていましてちょっとしたマイブームだったんです(笑)
ちなみにアメリカでは今でもブルーグラスやカントリーなんていうジャンルの音楽はめちゃくちゃ人気で、グラミー賞でもカントリー部門ってのがあるくらいすっかり定着している音楽です。
うちのある講師曰く、「ブルーグラスはアメリカの演歌や」とのことですので、そう言われてみれば納得かもしれませんね。
機会があればブルーグラス、聴いてみてください。かなりごきげんな音楽ですよ~。
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