ヤマハ音楽教室で習っていることへの不安は?

   

初心者のための音楽サービス専門店 平瀬楽器の平瀬慶子です。
こんにちは〜♪

 

先日あるお客様からご相談がありました。

うちの子、このままレッスン受けていて大丈夫?

当店講師に子どものころレッスンを受けていたお母様でした。今は少し遠方にお住まいなので当店の講師にお子さんのレッスンをお願いすることができないとのことでした。

 

お母様自身は子どもの頃からこの講師にレッスンを受けてピアノやエレクトーンがとっても大好きになりました。ですから今でもエレクトーンを弾いて楽しんでいらっしゃいます。

ご自宅の近くのヤマハ音楽教室にお子さんを通わせはじめて約半年、まだまだこれから内容も深くなっていく段階です。
でもヤマハに通っているとピアノがちゃんと弾けない子になると他のお母様方がお話しされていて今の内容で大丈夫なのかとても不安だとのことでした。

ご自身がヤマハの出身なのである程度どんなレッスンになるかはご存知ですが、年々少しずつですが指導内容も変わっていっています。もちろん講師もお若い先生ということで、お子さんにとって本当に大丈夫なのかと不安になられたようです。

 

簡単にレッスン内容をご説明すると

ヤマハのレッスンは音感教育に重きをおいています。

ヤマハ音楽教室のレッスンでまず最初に行うことは聴くことです。

新しい曲に取り掛かるときはその曲を聴いて歌詞で、そして音名でうたいます。その後、音名を歌いながら弾いています。片手ずつできるようになったら両手で、最後に仕上げます。これを曲ごとに繰り返すことで曲が演奏できるようになっていくのです。

ひとつひとつの曲は1回のレッスンで10分程度、毎回のレッスン時間内には曲によって片手で弾いているものや両手で弾いているものなどいろいろです。1回60分のレッスンプログラムのなかに4曲から5曲盛り込まれています。

幼児のうちは指の発達もまだまだですので鍵盤は柔らかいエレクトーンを使います。
レッスンではエレクトーンを使っていますが実際、エレクトーンを弾くためのレッスンを行っているわけではないのです。

それはどういうことかというと

エレクトーンを習っているのではない

ヤマハ音楽教室がうたっている音感教育。この音感は皆さんが一般的にイメージするある音を聴くと音程がわかるという絶対音感とは少し違います。ただきいた音程がわかるだけではあまり意味がありません。
ヤマハ音楽教室では音楽を総合的に学習することで身につくことすべてを音感と表現しています。

 

しかもこの音感はピアノの音だけでは身につきません。いろいろな楽器の音を聞き分けることができてはじめて音感が身についたと言えるのです。

エレクトーンは音楽教室の中ではひとつの教具ととらえています。教室内でエレクトーンを弾いているのはいろいろな音が出せる楽器(道具)ということです。

 

ヤマハ音楽教室に通ってもピアノがちゃんと弾けるようにならないとおっしゃる方がありますがそんなことはありません。ご自宅にピアノがあれば大丈夫です。
レッスン中にきちんとした形の指で弾くことを覚え自宅学習で繰り返していけば、体の発達とともに弾くこともちゃんとできるようになります。

 

個人のピアノレッスンとは習っている内容が違う

はじめから個人のピアノ教室に通われている方は曲をスラスラ弾けるようになる時期が少し早いかもしれませんが
音楽を総合的に習得している内容としてはヤマハ音楽教室に通っていただいている方の方がたくさんのあるのではないでしょうか。

目の前の成果を求めるよりももう少し先の将来を考えたヤマハのレッスンカリキュラムをご理解いただけると安心していただけるとおもいます。

周りの方のお話しなどで心配になったり不安になることもあるかと思います。
そんな時は講師や平瀬楽器のスタッフへお尋ねください。しっかりご説明させていただきます。

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三田で生まれ三田で育った三田っ子。平瀬楽器では主に教室の受付や販売を担当しています。実は発表会のアナウンスも頻繁に担当しています。2015年ヤマハスクールアドバイザー認定を受け、保護者の皆様からの様々なご相談をお伺いしています。 中学から始めたフルートとピッコロは現在も地元の吹奏楽団で続けています。

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