グランドピアノの鍵盤のフタを自分でとってもいいものか問題について考えてみた

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

 

グランドピアノの鍵盤蓋の上に置いていた鉛筆が、蓋を開けた途端にコロコロっと転がって、鍵盤の奥のほうに入ってしまいました。
さてここで質問です。あなたはどういう行動を取られますでしょうか?

①すぐに調律師を呼ぶ

②自分で何とかする

③気にせずそのまま使い続ける

 

よくあるパターン

 

これ、めちゃめちゃよくあるパターンなんです。鍵盤の奥のほうに鉛筆や消しゴムやシールやらが入ってしまうことって。

大抵の場合、ここで「①調律師を呼ぶ」を選択される方が少ないんです。こんなことでわざわざ来てもらうのは恐縮だ!、なーんて考えられるですよね。

で、ここで選ばれるのの多くは「②自分で何とかする」が意外と多いんですよ。

 

グランドピアノを持たれている方というのは、調律をしている様子をご覧になられたことの有る可能性が高い方です。ですので、調律師がわりと簡単そうに鍵盤蓋をひょいと取っている姿をよく見かけられていると思うんです。

そういう姿を日頃からご覧になられているので、これなら私もきっとできるわ!ということになり、こういう自体に陥った場合にご自身でトライされる方が少なくないんです。
もちろんできるんであれば何にも問題ないんですけどね。

ただ大抵の場合、鍵盤蓋を取ることが出来て、鉛筆も救出できて、よかったよかった♪となってからが問題なんです。

 

はまるパターン

 

実は、ご自身で鍵盤蓋を取られて、元の位置に戻すときに無理をされて、なぜか斜めに入ってしまってニッチもサッチもいかなくなって、ヘルプの要請がきたことが何回かあります。

フタを取るところはご覧になられていますが、フタを収めるところはあまりご覧になられていないんだと思うんですね。

 

まぁ、実はこの鍵盤蓋を元の通り収めるのが意外と難しいんです。機種によってはバネの位置や収める角度などがバラバラなんですよね。

 

あと、そんな風にニッチもサッチも行かなくなってしまったフタを救出するのが非常に大変なんです。

実際の話しとして、こうなってしまうとハンマーなどでコツコツ叩いてなんとか取り出すしか仕方がないのですが、殴って動かす以上、傷が付く恐れがどうしてもあるんです。これはいかんともしがたいことなんです。

 

 

正解は…

 

というわけで、この場合の正解は「①調律師を呼ぶ」をオススメします。

たったこれだけやから~と遠慮される気持ちもわからないではないですが、そんなことで嫌がる調律師はいないと思います。すぐに連絡されるのがベターだと思います。

もしくは、鍵盤を上から下までざざっと弾いてみて、弾き心地や音量・音色など以前と比べて全く変化がないようであれば、「③気にせずそのまま使い続ける」というのもアリかと思います。

 

やっぱりピアノって、中身はわかるようでわからないじゃないですか。

餅は餅屋ではありませんが、こういうときにはたとえ簡単な作業であってもプロに任せた方が安心安全なんじゃないかな~と思います。お気軽にご用命くださいませ♪

 

 


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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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