おしゃれ動画に憧れて、燃え尽きた話

おはようございます!
平瀬楽器のヒラセトモキです。
今回はちょっと恥ずかしくもある、ぼくの“燃え尽き体験”のお話です。
テーマは「動画って、かっこよく作るべきなの?」ということ。
SNSで流れてくるおしゃれ動画。
カフェのVlog、モーニングルーティーン、
背景がふんわりボケてる映像、リズムよく切り替わるカット、
おしゃれな音楽…。
「こんな動画、自分も作ってみたいなぁ」
そう思ってチャレンジしてみたんです。
…が、結果は見事に燃え尽きました(笑)。
動画セミナーで見た“ズレた質問”
あるとき、YouTuber兼動画制作会社の社長さんが講師の
セミナーに参加したことがありました。
質疑応答でこんな質問が出たんです。
「背景をぼかすには、どんなカメラがいいですか?」
その質問者さんはというと、ニュースキャスター風の
セミナー動画を自宅で撮影している人。
背景は…ふつうの壁。。
「その背景、ぼかす意味ある?」
正直、そう思ってしまいました。
でもこれは「かっこよく見せたい」が目的になっていて、
本来の目的や伝えたい内容が置き去りになっている典型だな~と
思ったんです。
チューニングルーティーン動画やってみた
そんなことを思いながらも、
当時流行っていた「モーニングルーティーン動画」に刺激されて…
「よし!自分も“調律ルーティーン”動画をやってみよう!」とチャレンジ。
公共施設のピアノ調律の仕事にあわせて、
外から扉を開けるシーン、中に入るシーン、
エプロンをつけるシーン、外装を外すシーン…。
細かいカットを何十テイクも撮影しました。
調律は普段なら1時間半ほど。でもこの日は3時間オーバー。
編集にも何時間もかかって、ようやく3分ほどの動画が完成。
まぁ、満足感はあったんですが…
正直、くたくたでした。
投資に見合う“リターン”はあったか?
動画制作は、ものすごく手間がかかります。
時間もエネルギーもかかります。
だからこそ、こう思ってしまったんです。
「この動画、本当にそこまでして作る価値あったかな…?」
もし再生回数が10回だったら?
100回だったら?
1000回だったら?
…いや、再生数で一喜一憂するのはよくないんですけどね。
でも、労力を“投資”と捉えたとき、
リターンが見合わないと継続できないのも事実。
「見た目重視」の動画は、
プロモーション用のポートフォリオとしては良いかもしれません。
でもぼくたちのように“ビジネスの現場で動画を使う人”には、
少し違うアプローチが必要なんじゃないかと思うようになりました。
伝えることが一番大切
おしゃれさや演出にこだわるのは悪くない。
でも、それ以上に大切なのは伝えたいことが伝わっているかどうかです。
背景がボケてなくても、スマホの撮影でも、
見てくれる人に思いが届いていれば、
それで充分なんじゃないかと思っています。
だから平瀬楽器のYouTubeチャンネルでは、編集は最小限。
撮って出しに近いスタイルで、日々のことや思いをそのままお届けしています。
あなたの動画、何を伝えたいですか?
今、動画を作っている人も、これから始めようと思っている人も、
ぜひこんなふうに自問してみてください。
「この動画で、何を伝えたいのか?」
伝えたい内容があって、
そこに背景のボケやエフェクトが必要なら使えばいい。
でも、目的が「おしゃれ動画を作ること」になってしまっては、
本末転倒です。
ぼく自身が一度燃え尽きてるからこそ
声を大にして言えます笑
見た目より中身、です。
動画の世界には、無限の選択肢があります。
かっこよく作り込んだ動画もあれば、
スマホで撮っただけの動画もある。
どっちが正解、ということはありません。
でも「何を伝えたいか」がはっきりしていないと、
どんなに見た目を磨いても、結局届かない動画になってしまう。
だからぼくは、伝えたい思いをきちんと届けられる動画を、
無理なく、たくさん作っていくことを選びました。
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