【ワンオペ地獄を避けるために】イベント現場を支える“2人以上”のチームづくり
2025/06/28
こんにちは、平瀬楽器のヒラセトモキです。
今回は、イベント現場での“ワンオペ問題”について。
YouTubeでいただいたコメントをきっかけに、
私たちが日頃から意識している「ひとりで抱え込まない体制づくり」について
考えてみたいと思います。
■ きっかけはこんなコメントから
先日、朝の配信番組MORNING NOTEに
こんなコメントをいただきました。
「平瀬楽器さんならご兄弟おふたりでイベントをこなしておられるから安心していますが、
担当者の健康が優れないときなどはどうされるのでしょう?
途中で体調を崩すこともありえますよね。
大きな会社なら代役が見つかりやすいかもしれませんが…」
本当に鋭いご指摘です。
実際、現場では何が起こるかわかりません。
だからこそ私たちは、ある方針を徹底しています。
■ 基本方針:「ワンオペ禁止」
はっきり言います。
ワンオペ(1人運営)は地獄です。
朝から仕込み → リハーサル → 本番 → 撤収。
この流れを1人で回すのは、体力的にも精神的にも非常に厳しい。
トイレにも行けない、ご飯も食べられない、何かあっても対応できない…。
だからこそ、平瀬楽器では基本的に2人以上の体制で
イベント現場に入るというルールを設けています。
■ 2人体制が生む安心と余裕
例えば、音響の仕事なら…
-
一人がPA(ミキサー)を担当
-
もう一人が舞台側でケーブル整理やマイク補助
という分担ができます。
2人いれば、何かあった時にも交代できますし、
得意・不得意を補い合うこともできます。
実際に私たちが対応している地域のイベントでは、
朝から夕方まで通しで稼働することも多いため、
2人以上で入ることは“安全対策”でもあるんです。
■ チーム力=育成力。若手と一緒に現場へ
ここ数年で、現場を「好き」と言ってくれるスタッフが増えてきました。
アルバイトとして参加してくれているスタッフの中には、
「現場に行けるからこの会社を選びました」という子もいます。
ありがたいことに、イベント当日だけでなく、
日々の業務の中でも徐々に実践を通じて育成する体制ができてきました。
■ 現場が重なる日は、分散対応で乗り切る
過去には、1日に2会場・3現場が重なるということもありました。
そのときは、私がA会場、弟がB会場というように分担。
それぞれにスタッフを付けて動きました。
完璧なクオリティを担保するのは難しいですが、
それでも最低限の安心感は保てます。
何より、スタッフたちに現場経験を積ませられることは
大きな意味があります。
■ 小規模事業者こそ、“備え”が必要
平瀬楽器のようなローカルな楽器店には、
大企業のように豊富な人員はいません。
今でこそ11人ほどのスタッフがいますが、
現場で即戦力になる人材は限られます。
だからこそ、「人を育てる」「経験を積ませる」ことに
力を入れています。
いつ誰かが体調を崩しても、最低限のカバーができるように。
これは、小規模事業者だからこそ“できる備え”であり、
“やるべき備え”だと感じています。
■ ワンオペからチームへ:考え方の転換を
イベントに限らず、配信や音響などの現場は専門性が高く、
育成も時間がかかります。
でもだからといって、ワンオペに頼り続けるのは
リスクでしかありません。
-
✅ まずは「2人以上」の意識を持つこと
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✅ そして「人を育てる」視点を忘れないこと
-
✅ 少しずつでも経験の場を与えていくこと
こうした積み重ねが、チームとしての底力に
なっていくのだと日々感じています。
■ あなたの現場は大丈夫ですか?
今回の内容はイベントや音響に関わる方向けでしたが、
小さな現場、大きな現場問わず「備え」はとても大事です。
-
ワンオペになっていませんか?
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メンバーの健康不良に対応できる体制はありますか?
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誰かが倒れた時、次の手はありますか?
「ウチもそろそろ考えないと…」と思った方は、
ぜひ自分たちの体制を見直してみてくださいね。
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