有馬温泉 向陽閣の宴会場、音響工事完了しました!(2025年2月〜5月)
2025/06/18

今年の2月から5月にかけて、有馬温泉にある老舗旅館「向陽閣」さんの宴会場にて、
音響設備の更新工事を担当させていただきました。
今回の対象は“300人”と“100人”の宴会場
向陽閣さんには大小いくつかの宴会場があるのですが、今回はそのうちの、
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約300人規模の大宴会場
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約100人規模の中宴会場
の2つの会場の音響機器をまるっと入れ替えるプロジェクトでした。
どちらの会場も、企業の懇親会や発表会、観光のお客様向けのイベントなど、年間を通してとても多くの利用がある場所。
機材が長年がんばってきた分、そろそろ更新を、というタイミングでお声がけいただきました。
3ヶ月かけての更新プロジェクト
楽器店として日々扱っている音響機器ではありますが、今回は完全な「設備工事案件」。
天井裏の配線から、スピーカー・アンプの選定、操作パネルの更新などなど…
正直、我々だけでは対応しきれない範囲もたくさんありました。
ですが、長年一緒にやってきた電気工事業者さん、建築の調整に強い方など、協力してくださった皆さんの力もあり、なんとか無事、すべて完了することができました。
「使いやすさ」と「ちゃんと聞こえる」を両立する
今回の更新で特に意識したのは、以下の2つ:
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宴会場のどこにいてもちゃんと聞こえる音質
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旅館スタッフさんが“迷わず使える”操作性
例えば、大きなスピーカーを設置すれば隅々まで聞こえるかというとそれは違います。
前の方だけ大きすぎて後方には届かないという事も十分考えられるんです。
また、操作卓には「使わない機能を隠す」設定を施しましたし、
外国人スタッフが多くなっている現在の状況でも対応できるような環境づくりをしました。
こういうところこそ、音響機器という“道具”が空気のように溶け込むために必要な工夫なんだと思っています。
老舗旅館の「音環境」を整えるということ
有馬温泉のような観光地では、宿泊体験の中で“音”の印象って結構大きいです。
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アナウンスがこもっていて聞き取りづらい
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ハウリングしてしまって恥ずかしい思いをした
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BGMがちょっと大きすぎて会話しづらい
…なんてことがあると、それだけで雰囲気が崩れてしまうことも。
今回のように、「聞こえるけど、主張しすぎない」音を設計する仕事は、裏方ながらもすごくやりがいがありました。
今後の展開にもつながる一件
今回の向陽閣さんの案件を通じて、ホテルや旅館の音響設備工事にも本格的に取り組んでいこうという気持ちがより強くなりました。
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宴会場のマイク更新
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館内BGM設備の見直し
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講演会・セミナー対応の可搬システム導入
など、ニーズは本当に多岐にわたっています。
「業者はたくさんあるけど、どう頼めばいいかわからない」
そんな時こそ、普通の楽器店とは違う働き方をしている平瀬楽器を思い出してもらえたらうれしいです。
向陽閣さん、ありがとうございました!
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