初詣のルールとクラシックのコンサートの意外な共通点とは
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
初詣は行かれましたでしょうか?じゃあ、お参りするときのしきたりってご存知でしょうか?
暗黙のルールってなんやねん
昨日のブログでは結構小難しいことを書いてしまいましたが、「暗黙のルール」と言われても困りますよね。
じゃぁそのルールって何なんだよという話なんですが、実際の話し、そういうのがどこかに系統だててまとめられているのかといわれるとそうではないようです。
初詣
話は突然変わりますが、みなさんは初詣には行かれましたでしょうか?
鳥居のくぐり方、手の清め方、お賽銭を入れ方、拍手のうち方、鈴(?)をがらんがらん鳴らすやり方、などなど、日頃行わない動きというものを初詣では結構要求されますよね。
あれって、一つ一つに意味があって、でも、実際には意味がよくわからなくて、でも、意味がわからないながらもこうやってするんやでみたいな教えがあったりして、皆さんオドオドしながらも二礼二拍一礼という神様へのお祈りの作法をきちんとされているのをよく見かけました。
でもこれって、コンサートのときの「暗黙のルール」と一緒なんですよね。
おそらく神様も二礼二拍一礼という形にそこまでこだわりは持たれていないんじゃないかなと思うんです(神様に聞かないとわからないですが)。基本的に祈る気持ちがあれば、あの形はどうでもいいんだと思うんです。
しかし、形から入るのが好きなのが日本人。まずは形から入って、そこに気持ちが乗って、ホントのお参りができるんだと思います。
コンサートの場合も楽章をまたぐときには拍手をしないというのがルールです。でもめちゃめちゃ良かったら拍手をしてもいいと思うんです。そこを理解できているかできてないかの違いなんじゃないかなと思います。
考え方は一緒
ピアノをはじめとするクラシックの世界というのは基本的に考え方のスタイルは一緒です。
まず基礎があってそこから応用に向かいます。最初はほんとにつまらないかもしれませんがドレミの練習から始まります。ピアノでいうとハノンですね。
基礎が何もないのにいきなり応用はできないわけで、やっぱり応用をしようと思うと基礎が必要なわけなんです。
そういう意味ではコンサートの時の暗黙の了解も、初詣の参拝のルールも、ピアノのレッスンも、全てはそこにつながるのかなと思います。
究極のことを言えばどうでもいいよとなるんですが、その「どうでもいい」という言葉を誰が言っているのか、どういう人が言っているのか、によって全く意味が違ってくるわけなんです。
実はぼくも割とひねくれ者ですので初詣の時は神社の形式ばったお参りの仕方をしていませんでした。
しかしある時、この「形から入る」ってことに気がつきまして、二礼二拍一礼いう一連の動作をするようになっています。
それをしたからどうという事ではありませんが、やはりその形にこそ意味があるわけで、それがわからないであれば応用は後においといたほうがいいのかなと思っています。
暗黙のルールだから守る必要はないのではなく、暗黙のルールだからこそ守って、理解した上で(必要であれば)その形を崩していくのはありなんじゃないかなと思います。
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