わからなくっても大丈夫!ピアノ選びのチェックポイント
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
今日はお客様と一緒に中古ピアノの業者さんの倉庫を伺ってきました。
もう何度も何度も訪れているのでですが、お客様にお話しすることは毎回だいたい同じです。というわけで、今日はピアノを選ぶ際にチェックするべきポイントをお話ししたいと思います。
メーカーって大事
まずはやはりメーカーです。
いいものだったらメーカーにこだわなくてもいいんですよ!と言いたいのは山々なんですが、ピアノは購入されてから長〜いお付き合いが始まる楽器ですので、長くちゃんと使っていただこうと思うと、信頼感のあるメーカーのものをお買い求めいただくのが最もいい選択になリます。
具体的に言うと、日本国内の有名メーカー、つまりYAMAHAやKAWAIですね。あたりまえすぎますか?(笑)
もちろんピアノの仕様は世界共通ですので、仮に鍵盤が折れたりしても、中のアクション部品がいくつか壊れたとしても、どこかのメーカーの部品さえ手に入れば修理に使うことが出来ます。
なので、仮にヤマハやカワイという会社が急に無くなってしまったとしても、修理や調整などには全く困りません。
しかし、ピアノの性質(体質?)というものは作られた当初から変わらないわけなんです。なので、もともとしっかり作ってあるピアノが安心なんですよね。
そうなると、やはり日本国内生産で、有名なメーカーのものが安心というわけなんです。
海外生産の落とし穴
今日のお客様は別の楽器店である楽器をすすめられていたそうです。
それは、国内大手メーカーによる海外生産品でした。
作っている国はベトナム。それ以外のスペック的な部分は国内生産品番を全く同じ。しかしお値段はお安くてお買い得という品番です。
お話を伺っていると、この「海外生産品」というところに引っかかられたようで、その場では決めなかったとのことでした。
これは正解だと思います。
やはり海外生産品というのは若干にしても安かろう悪かろうというイメージが付きまといます。というか、日本製ほどの信頼感がないんですよね。
ですので、今は各メーカーとも色々趣向を凝らし、”日本で作った部品を中国に持っていって組み立てました”とか、”ヨーロッパでデザインをしました(組み立ては韓国)”みたいな、ちょっと見ただけではよくわからないmade in ○○をしてくることが多くなっています。
もちろんヨーロッパのピアノは素晴らしいものが多いのですが、他の国々となるとまだちょっとそのレベルには達していません。
ですので、安心して使っていただくためには日本製が一番オススメなわけです。
見た目にごまかされてはダメ
これは他の記事にも書いていますが、木目のピアノと黒のピアノとでは音色の違いはないと言っても過言ではありません。
どうしても木目じゃないとダメだという方以外は黒のピアノをオススメします。
※このおすすめの理由はこのエントリーをご覧ください。
最終的にはどんなピアノでも弾く方にとってベストなものであればいいと思います。音色やタッチなどが超お気に入りのものが見つかればそれがベストだと思います。
しかし、テレビや冷蔵庫のようにメンテナンスもほとんど不要で長く持つようなものではなく、ピアノは定期的なメンテナンスが必ず必要になってくる楽器なので可能であれば内部を見ることのできる専門家(=調律師)の意見にも少しだけ耳を貸してもらえれば、きっといいものが見つかると思いますよ。
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