コンクールで得たものは?
2016/12/27
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
コンクールって、お好きですか?
コンクール
ピアノでも、エレクトーンでも、吹奏楽でも、コンクールというものが存在します。
また、その是非についても年間を通じて諸説入り乱れています。
コンクールがお好きじゃない方にとっては、コンクールは音楽じゃないとか、音楽に評価をつけることがナンセンスだとか、どうしても評価が偏ってしまうとか、色々な言い分があります。
それはもちろんよくわかります。同感な部分もあります。
しかし、そういうことを理解した上で誤解を恐れずに言うならば、コンクールはコンクールで十分意味があることで、上手に使えば参加する人のレベルのアップやモチベーションのアップに使えるものなんだと思っています。
事実、小さいお子さんがピアノを習っている場合、昔は年に1回の発表会というのがメリハリをつけるのに最適な頻度でした。しかし今ではそれでは刺激が弱いのか、ステップやその他コンクール等を利用される先生方が増えてきています。
まぁ毎日練習だけしていても確かに面白くないですし、何か目標があった方が燃えてくるというのはおとなも子供も一緒ですよね。
クラブ活動=コンクール
吹奏楽の世界でコンクールというのはクラブ活動に紐付いているところがあります。
夏から秋にかけて行われるコンクールで敗退すると、それが最上級生の引退のタイミングみたいな流れが多いからです。
熱心な顧問の先生による熱心な指導でコンクールを終えると同時に学校生活を終え、燃え尽きてしまったからといって卒業した後に再び楽器を持たない子も少なくなかったりします。それはそれでちょっと寂しいなと思います。
うまく日々の練習と、音楽に対する興味や魅力と、コンクールとが同居する方法がないのかなあということを常に考えているのですが、なかなかこれだというものが見つかりません。
エレクトーンのコンクール
先日、エレクトーンのアンサンブルのコンクールの県大会が神戸で行われました。
10月末に行いました、当店の店別大会で選ばれた2組グループが出演してくれたのですが、とても良い演奏を披露してくれたそうです。
店の代表として兵庫県の大会で演奏するわけですから、気合の入った練習を毎日のように積み重ねてきてくれました。
ソロではなくアンサンブルのコンクールということもあり、レッスン室を予約したり、日程調整をしたりとこどもさんたちだけでは出来ない細やかなフォローを保護者の方々が協力してくださり、本番の日を迎えてくださいました。
もちろん先生方ももっと良い音ともっと良い表現を!と少しでも上を目指してがんばってくれた演奏がこちらです。ぜひ聞いてください♪
2つのグループどちらもとてもがんばってくれました。
この大会がファイナルなりますので、ここから次の大会へと進むということは無いのですが、コンクールという高いレベルの空間に身を置き演奏できたということが皆の糧になっているようで、ますます前向きに取り組んでくれているという話を聞きうれしく思っています。
金賞などの賞はもちろん素晴らしいことです。
しかしその場やそれをその日を迎えるまでを経験することこそが、コンクールで得られる一番のものなんじゃないかなと思います。
皆さんほんとに大変な思いをされたと思いますが、同時にとっても良い経験をされたんじゃないかなと思っています。
ともあれ、いまはとにかくおつかれさまでした。またいい演奏聞かせてくださいね!
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