バンドは不良?いえいえ、バンドは勉強!なのです!

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

 

皆さんの頃は何ブームでしたでしょうか?フォークブーム?バンドブーム?ビジュアル系バンドブームってのもありましたよね。

 

スタジオが空いている

 

毎月メンテナンスに伺っているスタジオがあります。

三田市が運営している公共のスタジオで、結構いい楽器やいいアンプ等の機材が揃っている場所です。

5年ほど前までは高校生のバンドやってる子たちが毎日のようにたくさん訪れて練習をしていました。

当然、そういう状況ではみんな楽器に関してはまだまだ初心者ですので、アンプやその他の機材を壊すことも多く、毎月訪れるメンテナンスの際には何かとトラブルがありました。

 

しかし今はバンドをやっている子が少なくなり、スタジオの稼働率もものすごく減っているそうです。メンテナンスをやっているという立場からすると、「使う人が少ない=壊れることも少ない」わけで、それはそれで非常にありがたいことではあるのですが、バンドをやっている子が少ないというのはちょっと寂しくも思います。

 

バンドが少なくなった理由

 

なんでバンドが少なくなったんでしょうか?

1つには歌番組の減少が挙げられると思います。

テレビでバンドが演奏している姿を見る機会というのがぐっと少なくなっています。

おそらくその影響は大きいと思います。

 

2つ目の理由としては、音楽をする環境が昔と変わってきている事が挙げられます。

パソコンやスマホで音楽が簡単に作れる時代です。1人でも多重録音をすればバンドのようなサウンドを作る事が簡単にできます。

また、バンドの練習をしようと思うと複数のメンバーの日程調整や、人間関係で揉めたりすることもありますので、めんどくさいことも多々あるんじゃないかな思います。

 

まぁ、めんどくさいことを考えるのであれば1人でやってる方がいいやって感じで、アコギをジャカジャカ弾いたりする子が増えるのは当然かなとは思います。

しかし、バンドはバンドでいいところあるんですよね。

 

 

バンド=他人との関わり

 

この場合の「バンド」というのはいわゆるロックバンドのことを指しますが、複数の人数で演奏するという点においては吹奏楽でもオーケストラでも「バンド」です。

やはり多人数で1つの目標に向かって練習を積み、本番をむかえ、息を合わせて合奏をする、という事はものすごく意義のあることだと思うんです。教育上にも非常に意味のあることだと思います。

 

昔のようにロックをやっているから不良だ、みたいな固定観念はもう今はないと思います。

もし興味があるのであれば、バンドの音楽を積極的にやってもらいたいなぁと思っています。

へたくそでもいい、むちゃくちゃでもいいんです。

仲間とワイワイ言いながら一つの音楽を作っていく、という過程を経験してもらうことで音楽だけじゃなくていろんなものが見えてくるのではないかなと思います。

きっとそういう経験をしたことがある人と、ない人とでは色んな部分で気づきが違うんじゃないかな。

 

なので、バンド、ぜひやってほしいなと思っています。

おやじバンドも若い子たちもね!!

 

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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