人とモノの配置を考える

   

vol.2071

平瀬楽器のヒラセトモキです。

おはようございます!

先だって地元では夏祭りが開催されました。
我々はある小さな会場の音楽イベントの
音響を担当させていただいていたのですが、
そこでのお客様の動きを見ていて
感じたことがあったんです。

 
 

そこは20メートル四方くらいの
ある程度仕切られた空間でした。
小さなステージとお客様のいるスペース、
それと飲食店の臨時店舗がいくつか出ていました。
  

イベントの最初はゆったりしていたのですが、
時間が経つにつれてお客様が増えていき、
飲食店の列に並んでいるお客さんが、
ライブを聞くお客様のスペースに入り込んでしまい
ぐちゃぐちゃになってしまっていました。

 
これ、実はよくある話なんですよね。
 

デザインという言葉が正しいかどうかわかりませんが、
イベントってデザインが必要だと思うんです。

 

イベントのスペースに何をどんなふうに配置するのか。
それを置くことでお客さんの動きがどうなるのか。

 

それを事前にシミュレーション
出来ているか出来ていないかで
結果が大きく変わってきます。
 

今回は屋外ライブでしたが、
ホールでのコンサートでも同じ。

 
お客様が入場から席につくまで。
演奏会が終わってからホールを出るまで。
どのような手順・道順で動くのかを考え、
その上で人やモノの配置を
考えることが重要です。

これ、意外と盲点だったりします。
イベントを作る人は、
ヒトの動線とデザインは意識してくださいね!

 


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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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