中古ピアノをえらぶときに押さえておきたい6つのポイント(その2)
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
さて、昨日に続いて中古ピアノの選び方2日目です!
アクションのチェックポイント
中古ピアノを選ぶポイント4つめはアクションの状態です。
アップライトピアノの場合だと、上のフタをあけて弦を打つハンマーを見てみましょう。なかなか見た目だけで判断するのはむつかしいのですが、色がキレイなのか汚いのか、よく摩耗しているそうでないのか、そういうところをチェックしてみてください。
見た目がとてもきれいでも置かれていた環境が良くなければ中身の状態が良いとは考えにくいです。
例えば幼稚園などで使われていたピアノは、本当に毎日弾くので部品の消耗が激しいです。そのぶん楽器としては良く鳴るのですが、使用年数の割にくたびれていることがほとんどです。
そういう楽器は、やはり一般のご家庭に置かれているものに比べると寿命はいささか短いと思います。
音色
中古ピアノを選ぶポイント5つめは音色です。
仮にじゃんじゃん弾けなかったとしても、パラパラっと弾いていただいてお気に入りの音色の楽器を探しましょう。
ピアノという楽器は1台1台音色が違います。やわらかい音のもの、キンキンと華やかなもの、暗めのもの、などなどなど。
これはどれがいいのかというのは、あくまでも個人の好みです。好みの部分ではありますが音色の違いがあるということを少し頭に入れていただいて選んでみましょう。
タッチ
中古ピアノを選ぶポイント6つ目は感触(タッチ)です。
アップライトピアノの場合はグランドピアノに比べると明確なタッチの違いというのは出にくいのですが、それでも各ピアノによってタッチの差が出てきます。
先ほど出てきました幼稚園でよく使われた楽器の場合、フェルトも当然摩耗していますのでタッチは普通のピアノに比べるとずいぶん軽くなってると思います。
「軽い」ということ自体は悪いことでは無いのですが、フェルトの摩耗があると鍵盤の遊びが多くなっていることも考えられます。まっすぐ押さえてまっすぐ沈んでほしい鍵盤なのに、横に揺れてしまうと弾きにくいですよね。
ですので、タッチと同時に鍵盤の動きもチェックしていただいた方がいいかもしれません。
また逆に、鍵盤が非常に重い楽器というのは湿気が多い所で保管されていた可能性があります。
これは一気に片付く問題では無く、少し長い時間をかけてピアノ全体の体質を変えていく必要があります。また、これから置かれるご家庭のお部屋が若干湿気があるのであれば、そういうピアノは避けたほうがいいかもしれません。
2日にわたって中古ピアノの選び方をお話ししてきました。少しは参考になったでしょうか。
中古ピアノというのは実際に触って比べることができる楽器です。ですので、色々なポイントをお伝えしてきましたが、最終的には弾かれる方のフィーリングが1番大切になってきます。
お伝えしました6つのポイントを参考にしていただいて、ご自身で納得できるような良いピアノを触って決めてくださいね!
当店の中古ピアノフェアにも是非足をお運びくださいませ~。
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