責任持って関わりたい
vol.1930
平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
—
ピアノという楽器は
木材や布、動物の皮など
天然の素材をたくさん使って
作られています。
ですので温度や湿度の影響を
受けやすく、保守・管理に
細心の注意が必要な楽器です。
そのため、
新品であろうと
中古であろうと
その置かれている環境に
適応して変化していく楽器なんです。
ですので特に新品のピアノを
お買い上げいただいたあと、
3年から5年ぐらいは
状態の変化が大きくなるんです。
昨日お伺いしたお客様は
ある先生からのご紹介でした。
楽器に関して
特にお伺いしていなかったのですが
伺ってみると新品の様な感じ。
状態のいい中古ピアノを
購入された、とは
おっしゃっていたのですが
実際はおそらく展示品か何か
だったのではと思います。
パッと見た感じ、とてもキレイで
いいもの買われたなと思ったのですが…。
ピアノの中には
ブックレットというものが
入っており、
いつ誰がどんな作業をしたかを
記入することになっています。
ブックレットによると、
そのピアノは2020年9月末に納品。
そこから約2ヶ月あいて
納入調律をされていました。
たとえばシゲルカワイのような
納入から2ヶ月おいて納入調律をする
という考え方のもとで作られてる
楽器であればまだしも、
一般の普及価格帯の楽器が
納入後2ヶ月もそのままで
置いておかれるのは考えられません。
しかもそこから1年半程
調律の連絡もなく放置。
当然ですが音律もガタガタですし、
タッチも、その他もいろんな箇所で
おかしなことになっていました。
もちろんぼくも技術者として
完璧ではないと思うのですが、
こんな無責任な対応をすると
お客様が困ってしまうというのは
よく理解しているつもりです。
反面教師にしてこのお客様のピアノに
しっかり向き合おうと思います。
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