ダイエットと調律と

   

vol.1910

平瀬楽器のヒラセトモキです。

おはようございます!

「もう◯年調律していないんです」っていう
ピアノを調律させていただく機会って
とっても多いんです。

全然使ってなかったけど、
もう一度弾いてみたいと
思ってもらえるのはとっても嬉しいので、

気合を入れて調律を

させていただくわけなんですが、
そういう方って得てして
2回目・3回目の調律につながる率が
低いような気がします。

 

 

調律を終えてお話をする際に、
ダイエットと調律の話をよくします。

調律ってゆるんだ弦を
元に(正しい音程に)戻す作業です。

 

定期的に行っていればピアノ本体に
負担はそれほどかからないのですが、
数年あいて急に行うと

当然ですがピアノはびっくりして
元のゆるんだ状態に戻ろうとします。

これがダイエットでいうリバウンドの状態です。

 

リバウンドが起きないような
ダイエットを心がけないと、

その時一気に△kg痩せたからと言っても
すぐに戻っていたら喜べませんよね。

 

調律もそれと同じで、
きちんと定期的に行っていれば
リバウンドは起きにくいのですが、
突然調律をすると
ピアノ自身がびっくりしてしまうわけです。

 

それを防ぐために、
次の調律までの期間を短めに設定し、
細かく調律をするという方法を
提案させていただいているのですが、
これがなかなか続かない。

 

ダイエットって
意志の強さの問題ですよね。

調律もきっと同じかなと思います。

 

見えない部分なので
放っておいても気にならない。

あと少しくらい後回しでも平気だろう。

 

そう思われるのはわかります。

でも、その放っておいた期間にも
リバウンド(調律のくるい)は
進行しています。

 

再び体重計に乗ったときに
あっと驚くことのないように、
マメな意識が重要かなぁと思うわけです。

 

調律とダイエットは
ぜひ前向きな意識を持って
取り組んでくださいね!

 


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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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