原語と日本語 チガウ・チガワナイ?
2022/02/03
vol.1865
平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
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昨日、ある方のFacebookの投稿に
「ベッヒシュタイン」と書かれている
プログラムノートの写真があったんです。
「ベッヒシュタイン」って、
あんまり聞かない響きやなぁと
印象に残ったわけなんですよね。
通常、ベヒシュタインは
Bechsteinとローマ字で書くんですが、
今回の場合はカタカナ。
別に間違っているわけでは
無いのですが、
なんとなーく違和感を感じたんですよね。
これと同じ違和感で、
曲目の表現って
実は人それぞれ違うんです。
編曲者によっても言葉が
若干違ったりします。
例えばブルグミュラーの
「貴婦人の乗馬」という曲があります。
もともとのタイトルは「la chevaleresque」。
フランス語で「騎士の」みたいな
意味のようです。
貴婦人も乗馬も出てきませんよね(笑)
そしていまでは「乗馬」とだけ
訳す日本語の楽譜も出てきています。
こういった曲目の多くは
英語やイタリア語ですので、
それを日本語に訳すときに、
訳す人の力量だけでなく
センスや思いも含まれてしまうんでしょう。
つまり、日本語のタイトルの微妙な違いは
実はさほど大きな影響ないわけです。
作品番号◯番、×楽章…等の表現の方法も
特に決まりがあるわけではありません。
これも原語から日本語なので
違ってて当然で、
訳す人の感覚で揃えることが多いです。
複数人の先生が集まって
開催する発表会の場合、
校正の担当はそれぞれの先生が行われます。
ですのでその表現がズレることが
多々あります。
だからといって何が間違っていて
これがあっているという話では
ありません。
だってもともと日本語じゃ
ないんですもんね。
音楽を楽しむのと同時に
元のタイトルは何だったのかな?って
いうところまで意識が行けば、
もっと掘り下げて
音楽を楽しめるのかなと思います。
次にプログラムを見るときには
原題は何だろう?っていう意識を
持ってみましょ!
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