知っている曲を知っている!で済まさない!~楽譜をしっかり読む、ということ
2016/11/24
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
SMAPの「世界に1つだけの花」、皆さんご存知ですよね?
そらで歌えるという方も多いのではないかと思います。
とってもポピュラーな曲ではありますが、実はめちゃめちゃ難しい曲なんですよね。
楽譜を読む
中学校から吹奏楽部に入り、そこで楽器を始めたという人の中には、楽譜が読めないまま高校生になり、そのまま卒業してしまう人もいるようです。
それに、いまはどんな曲を演奏するにしてもyoutubeなどでお手本の音源が簡単に手に入りますので、楽譜を読めなかったとしても耳で聞いて覚えることができれば、そんなに困る事は無いかもしれません。
しかし楽譜というのは音の長さや音の高さが書いてあるだけではなく、もっともっと細かい指示やニュアンスが書かれている設計図のようなものですので、楽譜が読めるほうが良いというのは当たり前のことなんです。
しかし、楽譜の読み方を勉強しようとせずに耳で覚えてしまい、ピアノを弾いたり楽器を演奏したりされる方も多いのも事実です。この方たちはそれなりの演奏はできるのかもしれませんが、細かい部分で厳密には楽譜とは違う演奏をしてしまっていることも多いのではないかと思います。
実はめっちゃむつかしいのです
冒頭に出てきました「世界に一つだけの花」。
この曲の楽譜をご覧になられたことありますでしょうか?
曲だけ聴いていると、わかりやすいリズムですし、メロディも覚えやすい曲ではありますが、譜面を見るととても難しい譜面なんです。なので、「世界に1つだけの花」は我々からするととても難しい曲という扱いになります。
こういう一般的にポピュラーな曲を演奏する場合、どうしても自分の聞いたことある曲が故に耳から入ってしまいがちではあります。ですが、こういうときこそ厳密に楽譜とにらめっこをして、細かい音符の細かいリズムまで突き詰めていくことが演奏をする上において大切なことなのかなと思います。
ピアノや他の楽器を習うという事は楽譜の読み方も一緒に習うということです。
おとなの方で「楽譜を読めないので楽器を習うことができない…」なんておっしゃる方もいらっしゃいますが、それは間違いです。最初から楽譜が読める人なんかいらっしゃいません。
楽器を習いつつ、楽譜の読み方も習いつつという感じでレッスンは進んでいきます。
しかし、そういう楽譜の読み方を学ぼうとせずに自分の記憶だけで進めてしまうと、せっかく楽器の操作するレベルが上がったとしても、演奏のレベルが上がったとはいいがたいです。
ですので、ちょっとめんどくさいかもしれませんが(知っている曲の場合は特に)楽譜に向き合ってもらうのがいいのかなと思いますし、そうすることがご自身のレベルアップにもつながるんじゃないかなと思います。
特にポップスは要注意。知っている曲だから~と油断をするとダメです。知っている曲だからこそしっかり楽譜を見つめ、楽譜から得られる情報をすべて吸収し、演奏に活かしていくようにしましょう!
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