シンバルを幼稚園や保育園で使っていただくのにオススメの一品があります
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
シンバルという楽器、幼稚園や保育園では花形の存在です。音も大きいですし、人気があるんですよね。
でも、実際には小さいお子さんにはちょっと扱いづらい楽器でもあります。
サイズの問題
何が使いづらいといっても、なんといってもあの大きさがまず扱いづらいんです。
小さなシンバルももちろんありますが、小さいものは音が小さく、華やかさに欠けます。
大きくなればなるほど音は大きくなりますし音色も華やかなものになります。
花形の楽器ですので明るく華やかな音色の楽器がベストなのではありますが、そうすると必然的に大きな楽器を選ぶことになり、身体の小さな幼稚園児や保育園児にとって扱いやすい楽器とは言いにくい現状があります。
シンバルは直接手に持つのではなく、手革(てかわ)という部分を持ちます。金属を打っただけの重い楽器ですので、手革の部分に全重量がかかってきます。ですので手革がどんどん痛んでくるんですよね。
手革の部分は消耗品です。もし使っている最中に足の上にでも落下したりしたら大事件ですので、手革のメンテナンスは結構頻繁に行っていただいてもいい位かなと思います。早ければ年に1度もしくは2~3年に1度ぐらいは交換していただくことをおすすめしています。
しかしやはりサイズの大きな楽器というのは小さなお子様には扱いづらく、いくら手革をつけていたとしても、それはあまりかわりません。
そこでオススメしたいのがこちら。シンバル用のハンドグリップです。
見た通り固定のグリップをシンバルに取り付けることが出来ます。
裏側からネジで止めていますので、どんなサイズのシンバルでも取り付けることが可能です。
これならぐらぐらもぶらぶらもすることもなくしっかり持つことができますので、身体のサイズに合っていさえいれば小さいお子さんでも扱いやすくなります。
このハンドグリップって結構便利なんですが、あまり知られていないグッズなんですよね。保育現場でもっと使ってもらいたい一品です。
お手入れの問題
扱いづらい、もう一点の理由はお手入れです。
シンバルという楽器は見た目通り金属でできています。なので、手の脂が付いてしまうと錆びてしまいます。
しかし、手で持って打つ楽器ですので脂がつくのは仕方がないことです。
ですので、使い終わったら必ず乾拭きで良いのでさっと拭いてもらうことが重要です。
一度錆びてしまいますとそのサビは消える事はありません。
一時的に錆取りなどで消えたとしても、その部分の腐食は進んでいますので、再びサビが出てきます。
シンバル用のクリーナー等、色々な便利グッズが発売されていますが、個人的にシンバルのお手入れに関してはコマメな乾拭きが最強だと思っています。
実際、ベテランのプロドラマーの方で20年以上も同じシンバルを使い続けて、しかもピカピカなんてことが結構あります。やはり、ものを大事にするという精神があるからだとは思いますが、良いコンディションで演奏するためにはそういう点も大切です。
もちろん保育現場でそこまでピカピカの楽器をキープするというのは非常に難しいことではありますが、たまにメンテナンスの時間をとっていただくだけで楽器というのはずいぶん保持期間が変わってきます。
特にシンバルは見た目にもわかりやすい楽器ですので、月に1~2度程度さっと拭くだけでもずいぶんいいんじゃないかなと思います。
当店はシンバルだけではなく、鍵盤ハーモニカや打楽器類など保育楽器の保管やお手入れに関するご相談も承っております。お気軽にお問合せくださいね。
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