うちのピアノ、ボロくって…

vol.1602

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。

おはようございます！

「うちのピアノ、ボロくって…」

とおっしゃる方が結構いらっしゃいます。

●ボロいピアノ

調律なんて仕事をしていると
万全のピアノばっかり見ている
わけではありません。

中には調律が10年あいていたり
20年あいていたり、
壊れていたりというのも
珍しくありません。

そういったピアノを
見にいかせていただいた時に、
おうちの方がたいてい

「うちのピアノ、ボロくって」

とおっしゃるんです。

確かに壊れているということを
「ボロい」と表現するのであれば
それはボロいのですが、
実際には直るものがほとんどです。

という事は決して
ボロいというわけでは
ないような気がするんですよね。

●オールドの楽器

楽器、特にヴァイオリンの世界では
「オールド」と呼ばれる言葉があります。

皆さんよく耳にされる
ストラディバリウスとかガルネリとかの

何百年前の古い楽器というのが
オールドと呼ばれるもので、
その大半は今でも現役で使われています。

でもこれらをボロい楽器、ということは
ありませんよね。

むしろめっちゃ高価！！

ピアノだって100年以上前のものが
現役で使わていることもあります。

年数を経ている楽器のことを
ボロいと表現するのであれば、
すべてのオールドの楽器は
ボロい楽器ということになります。

しかし実際にはそうではなく、
手入れがされていない古い楽器が
ボロい楽器、に当たるのかなぁと思います。

ではどうしたらボロい楽器では
なくなるのでしょうか。

まずは日々練習触ってもらうこと。
そして基本的な手入れをしていること。

この2つだけでボロい楽器ではなく
ちゃんと使える楽器になるような
気がします。

あなたの楽器はボロい楽器ですが？

それとも古くてもちゃんと使える楽器ですか？

「古くてもちゃんと使える楽器」を
目指して、たくさん触ってたくさん練習して
くださいね！

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