ポップを描くときに大切なこと、楽器を習うときに大切なこと
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
お店で何かを販売するとき、大切なことって何かおわかりでしょうか?
「何を売っているか」が大切
「大切なこと」といってもざっくりしすぎててわからないかもしれないですね。
売る商品自体はもちろん大切です。
その値段(販売価格)ももちろん大切です。
でも、それ以上に大切なものがあると思うんです。
それは、その商品が何なのかという説明です。
たとえばチューナーであれば、チューナーだという説明だけではなく、サイズや重量などのスペックだけでもなく、誰に使ってもらうのが一番いいのか、どういうシチュエーションで使ってもらうのがいいのか、を説明することが大切だと思うんです。
ポップは苦手?
スタッフさんと一緒に仕事をしていると、商品ポップを描くのが苦手という声をよく聞きます。
「わたしにはセンスが無いから〜」
なんて言って避けようとしがちです。
でも、ポップにセンスは必要ないと思うんですよね。
ポップがキレイにできたからといって商品が売れるわけではありませんし、そもそもお客様はポップを見に来ているわけではありませんし。
なので、この商品は誰に手に取ってもらいたいのか、その方にとってどんなご利益があるのか、を考えて描いてみてくださいね、といって作ってもらったのがこちら。
誰に手に取ってもらいたいのか、どんな商品なのかがちゃんと描かれています。
めっちゃいい!とまでは言いませんが、初めてにしては上出来だと思いませんか?
ポップは量稽古です。理屈は抜きにしてとにかく描かないと上手になりません。めんどくさいと思わずにペンを手に取る習慣が大切だと思います。
楽器でも一緒
レッスンを始めるキッカケというのは人それぞれです。
小さなお子さんでしたらご両親の意思というのが強く働くでしょうし、受験生や就職予備軍の方々は目の前のハードルを超えるために、という強いキッカケがあります。
ただ単に趣味でという方ももちろんいらっしゃいます。実際にそういう方が大多数です。
でも、その趣味でという理由をもう少し突き詰めてみてはいかがでしょうか?
なんのために習うのか。誰に聞いてもらいたいのか。いつまでに習得したいのか。
そういうことを少しでもいいから考えてもらうだけでもレッスンがより充実したものになるのではと思います。
商品名やスペックではなく、誰に使ってもらいたいのか、どんなご利益があるのか、と一緒ですよね。
とにかく、、、
逆に、楽譜が読めないから〜とか、ちゃんと音が出るようになってから〜とか、レッスンを受けるまでに条件を設ける方もいらっしゃいますが、これも一緒。
理屈はいいのでとにかく始めることです。
楽譜が読めないからピアノを習えないのではなく、とにかく指を動かしましょう。楽譜が読めるようになっても指は動きません。
トランペットの音がちゃんと出ないのでレッスンに通えないという方は、とにかく音をだすためにレッスンを受けましょう。
違った努力をするのは不幸ですが、理屈をこねて何もしないのはもっと不幸です。
ピアノが弾けるようになりたいのであれば、ピアノに触れる習慣を身につけましょう。
トランペットを吹けるようになりたいのであれば、なるべく多く音を出す練習をしましょう。
ポップを描くのも、楽器をやるのも一緒。
結局はそこにかかってくるちょっとした意識が少し先の未来を変えていくんだと思いますよ。
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