次の世代へつなぐピアノ

vol.1371
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。

おはようございます！

実家に古いピアノがあるんですが、
使えるかどうか見てもらえませんか？

そんな問い合わせが少しずつ増えてきています。

昔使っていたピアノをもう一度使いたいと
思われるお母さんが増えてきたようなんです。

それってとても素晴らしいことですよね。

やっぱりきれいな電子ピアノよりも
ボロボロでも生のピアノの方が
絶対いいと個人的には思っています。

ただ、ボロボロすぎると修理費用も
かかりますので、
やはりそこは状態との兼ね合いです。

そこで今日はそういった依頼を
いただいた場合にどこをチェックしているのか
簡単にお話ししたいと思います。

●チェックポイント

まず伺った時にチェックするところは
外装の汚れです。

ぱっと見た感じほこりがたくさん
付着しているピアノは
その部屋が湿気が多い状態である
ということを示していることが多いです。

ピアノのボディーをさっと触って
ほこりが固着している状態は
こういった傾向にあると思って
間違いないと思います。

また、大きな傷が入っているものや
シールがベタベタ貼られている場合は
そこまで執着が低かったのか、
保管状態が良いとはいえないことが多いです。

ぱっと見で分かるのはここまで。

●鍵盤が重要

その次は鍵盤を触っていきます。

まずざっと弾いてみて普通に
音が鳴るかどうかのチェックです。

どこかで鍵盤が戻ってこないとか、
一音だけ音がおかしいとか
そういうのがあれば何かがおかしいと
思って間違いないと思います。

その他にはペダルをゆっくり踏んだ時に
キイキイといった異音がするかどうかなどを
チェックします。

一般ユーザーの方に見ていただけるとしたら
ここくらいまでだと思います。

でも、だいたいこの段階でおかしいかどうかの
判断ができると思います。

まずはここをチェックしてみてください。

それでも心配という場合は専門家に
お声かけていただければと思います。

●次の世代へ

冒頭にも書きましたが、
電子ピアノを使うのであれば、
ボロボロであっても生のピアノの方が
いいと思ってます。

修理をしたら少々費用はかかりますが、
電子ピアノ1台買うほどの費用はかからないと
思いますので、ピアノをお持ちの方は
ぜひ修理を検討ください。

大切なピアノをお母さんからお子さんへ、
そしてまたその次の世代へ。

これは電子ピアノにはできない芸当です。

大切なピアノ、ずっと長く使ってもらいたいです。

2020年春の無料体験レッスンスケジュール発表！いよいよご予約受付開始です！

★毎日発行メルマガ「音楽で、この町の笑顔を増やします。」発行中！登録してくださいねー