音楽大学に行きたい方に、とにかく早めの意思決定をおすすめする理由
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
いま現役の高校生の皆さん、進路や将来について考えた事はありますか?
進路相談
当店は音楽教室をやっていますので、進路の相談もちょこちょこ受けます。
言わゆる音楽学校への進学です。音楽高校や音楽大学、専門学校も今は多くあるのですが、そういうところに行きたいという希望の方が年に何名か相談に来られます。
そしてその大半は高校2年生の冬や高校3年生の夏ごろになって急に行きたい!と思われて来られる方が非常に多いのが実情です。
で、その大抵の場合「無理だと思います」という所からのスタートになります。
クラブをがんばっていると…
吹奏楽部を一生懸命やられて、大学でもこの楽器を続けたい。でも、できればクラブではなくずっとずっと練習できる専門の道に進もうという考えの方がこのパターンに当てはまる場合が多いのですが、クラブでやっている楽器と専門的に学ぶ音楽とでは基本的に違います。
受験のために楽器の練習だけしておけば良いのではなく、ピアノの練習もしなければいけませんし、音楽のことをもっともっと深く知る必要もあります。
小さな頃にピアノを習われていた方であれば少しは有利かもしれませんが、ピアノをやったことがないという方でしたらかなり大変で、いちからピアノの練習してもらわないとダメです。
最近は一部の音楽学校で入試の際にピアノがない場合もありますが、そんな大学でも必ずピアノの授業はあります。受験のためだけにピアノを準備するのではなく、学校に入った後でもきっちり授業についていけるように勉強しておく必要があるわけです。
もちろん専門の楽器のレッスンも継続してやっていく必要がありますし、音楽の基礎的な学問の部分ももっともっと勉強しておかないといけません。
吹奏楽やオーケストラでただ単に楽器を楽しんでいただけでは知り得ないことがたくさんあるわけです。
タイミング
じゃあ、音楽大学に進みたいと思うタイミングっていつがベストなのかといいますと、これはやはり中学2年~3年生あたりかなと思います。高校一年生でもまだ間に合うと思うのですが、それより後になってくるとちょっとしんどくなってきます。
現在は少子化が進んでいますので、どこの大学も昔と比べるとずいぶん受験はゆるくなっています。
しかし先ほども書きましたが、受験のためだけの勉強では全く意味がないわけで、受験を経てその学校に行き、学校で学んだあと社会に出たときに通用するような演奏家になるために、早いうちから準備をしておく必要があるわけです。
当音楽教室の講師の大半は音楽大学を卒業しています。もちろん時代背景はそれぞれ違いますが、同じような環境を経験してきているわけですので、実際の勉強以外の部分で講師の大学での経験などを聞くこともきっと有意義な時間になるのかなと思います。
でも高3の夏になってから急に受験をしたいなんて相談されてしまいますと、通常30分のレッスンが1回60分や90分になり、とにかく詰め込んで受験のためだけの勉強を優先せざるを得ません。全然時間が足りないんです。
それと、音楽大学に行こうと思うとクラブを続けていてはダメだみたいな話もありますが、それも早めの意思決定が出来ているのであれば、早いうちから準備ができているのであればクラブ活動と受験の準備を並行することは可能かと思います。
早めの意思決定を
もし、今、受験を考えている方がいらっしゃるのであれば、自分が思っているよりも少し早めに意思決定をしていただくのがいいのかなと思います。
辞めることは後からでもできます。
早め早めの意思決定で早め早めの準備が何よりも肝心です。遅くなってしまっては取り返しがつきませんので、まずはご自身で決められから、お気軽にご相談ください。
平瀬楽器は全力でサポートさせていただきます!
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