伝統は守るべきもの、変わるもの

vol.1228

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます！

昨日は元旦。

家族みんなでお正月のお祝いをしました。

家の中の神様にお参りをし、
（トイレの神様も！）、

年齢の若い者から順に
お屠蘇をいただき、

みんなでおせち料理をたべる。

昔に比べたら
ぐっと簡易化されましたが
それでもまだある程度は
きちんとやっています。

三田市は田舎です。

でもこういうことを
ちゃんとやっているお家は
少ないと聞きます。

こういう伝統行事は
できるだけ続けていかないと
って思いますね。

●伝統の形

音楽には決まった形があります。

たとえば

主題ー展開ー終結

のような展開。

これはクラシック音楽で
よく見られるものですが、

ロックやポップスにだって
よく使われている形式です。

これは、

この形を守らなくてはならない

のではなく、

この形がしっくり来る形だから
みんな使っているということ
なんでしょうね。

というか、お客さんもこの形だと
安心して聞けるんですよね、きっと。

●様式美

ヘヴィメタルという音楽の
話をするときに、
よく「様式美」という
キーワードが出てきます。

これは色々と解釈があるそうですが、
クラシックの形式を下敷きにしている
という意味で使われることが多いようです。

調による意味付けであったり、
展開の形であったり、

クラシックの音楽からの影響を
少なからず受けていることを
「様式美」なんてコトバで
表現したりするようです。

クラシックを起点にして
別の道を歩んでいった
ヘヴィメタルという音楽が、

再びクラシック音楽を
意識しているのって
おもしろいですよね。

●守るべきもの？

音楽は歴史の中でどんどん形が変わり、
ジャンルが増え、
今の音楽になってきています。

もともとのクラシックも、
今のポップスやジャズやロックも
同じ音楽です。

伝統って守るだけではなく、
きちんとその中身を理解し、
実践することが大切なのかなと思います。

その上で一歩踏み出していくこと、
進化していくことも
大切なんでしょうね。

日々の生活の中にも
たくさんの伝統があると思います。

その伝統ってどこから来て、
どこに行くんでしょうか。

過去から受け継いだバトンは
多少形が変わったとしても
きちんと未来へつないで行きたいものですね。

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