ワイヤレスマイクでええんじゃないの？

vol.1205

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます！

先日まちゼミでマイクについての講座を
開催させてもらいました。

その講座に参加いただいた方々から
それぞれいろんなシチュエーションで
マイクを使われていることを
聞かせてもらうことができました。

司会をする方、

人前で挨拶をする方、

詩吟や民謡を楽しまれる方、

まぁいろいろなんですが、
やはり一番多いのはカラオケですよね。

そのカラオケで使うことの多い
ワイヤレスマイクについて
今日は書こうと思います。

●ワイヤレスマイクって？

おなじみWikipediaで調べてみました。

ワイヤレスマイクは、音声の伝送に
電磁波を用いるマイクロホンである。
また、ごく小規模な送信機でもある。

難しく書いていますが、
要するに電波を使って音を飛ばす
仕組みを持った＝ケーブルのいらないマイク、
というわけです。

このワイヤレスマイク、
ケーブルがないのでとにかく便利。

カラオケでも自由に動けるし、
テレビに出てくるアイドルだって
みーんなワイヤレスマイクです。

やっぱりケーブルって邪魔なんですよね。

踊ろうと思っても引っかかるし、
なによりケーブルの長さで動ける範囲を
決められちゃうのが最大のネックです。

●ワイヤレス最高？

そんなに便利なら
みんなワイヤレスマイクでええんちゃうの？

ケーブルを付けるマイクなんて
必要ないんじゃない？

っていうご意見もたくさんいただきます。

でもね、そうじゃいけない部分も
あるんです。

まずはやっぱり音質。

電波で飛ばす音はやっぱり
少なからず劣化します。

きっと音量だって削り取られている
と思います。

で、最大の理由は電波だからこそ
起こりうるリスクなんです。

●電波帯

電波って見えないですよね。

電波で音を運ぶワイヤレスマイクは、
どこかから飛んでくる
似たような電波が一番の弱点なんです。

なので、違うところから飛んできた
電波に遮られて
音が出なくなるなんてことも
割と簡単に起こってしまいます。

使っている電波によりますが、
ケータイの電波に干渉してしまうマイク
なんてのもあるんです。

●やっぱり線付きがいい

ワイヤレスマイクは便利では
あるのですが、
やっぱりこれらの理由で個人的には
手放しでおすすめはしていません。

「見えないものは信じない！」と
言い切っちゃう音響さんも
いらっしゃいます。

ま、ちょっと極端ですけどね（笑）

色々便利で、すっかり定着している
ワイヤレスマイクですが、
実は便利な半面リスクもあるんですよ、
ということを知っておいてもらえると
嬉しいです。

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