高いものがいいもの?安いものは悪いもの?
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
みなさん、同じような性能のものがあったら高いものを買いますか?それとも安いものを選びますか?
安い理由
特に日常で使用する諸々のもの(たとえば、メトロノームとか、チューナーのマイクとか)は値段がマチマチです。
ものすごく高いものもあれば、めっちゃくちゃ手が出やすいものもあります。
これらの違いは一体なんなのでしょうか?
無茶を承知で一言でざっくり説明すると、海外、特にアジア諸国で作っているものはお安い傾向があります。
これは国全体の物価が安いためでもありますし、人件費が安いからでもあります。
もちろん大量生産をしているというメーカーの努力もあるとは思いますが、そういう国で作られている商品は当然値段も安く、手に取りやすい設定になっていることが多いです。
安い=悪い、なのか?
管楽器をやってらっしゃる方の多くは、ヤマハやバック、クランポンなど定番のメーカーの楽器を使われています。それも関係してかと思いますが、無名のメーカー、特に中国や台湾で作られた楽器には一定の拒否反応を示す傾向があります。
確かに中国や台湾など楽器製作の後進国で作られた楽器は、一昔前の日本の楽器と同じで、「使えないことはないけど、良いものではない」というレベルのものです。
ただ、年月を経るごとにその製作技術のレベルは駆け上がっています。
実際に普通に使うのであれば問題のないレベルの楽器つくるメーカーも出現しています。
なので、安いもの=悪いもの、とは一概には言い切れない状況になっています。これはユーザー目線で考えると良いことですよね。
いいものを、有利なものを
楽器店で楽器をお求めになられる際、高いものを売りつけられるという印象をお持ちの方は少なくないと思います。
しかしそれは微妙に違っていて、お店としては安心して使っていただけるものをオススメしているにすぎないのです。
たとえば管楽器を長くやってこられた方の買い替えというご要望に対して中国製の楽器を進めないのと同様に、始めたばかりの小さいお子様に大きなグランドピアノをオススメすることはまずありません。
その方のレベルやご要望に応じる形で、今必要なものをオススメさせてもらっているわけです。
長く使うものだから
車などでも同じかと思いますが、購入されて使い始められてからが本当のお付き合いになるというのが楽器の特性です。
日々使っていく中でご自身のレベルも変化していきますし、楽器を取り巻く環境も変わっていきます。
その状態の中で、よりよい状態をキープするためには楽器店との距離感というのが重要になってきます。
たとえばピアノでしたら定期的な調律は品質保持のためには必要不可欠です。
こういったアフターフォローの面からも、楽器店側も安心して触れるメーカーの楽器をオススメすることが長く持ってもらうためには大切なんです。
せっかく選んでいただいた楽器は、できれば長く使っていただきたいものです。
それを実現するためにはどういったものを選べば良いのか、ご自身の判断とともにプロの意見にもぜひ耳を傾けてくださいね。
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