なんのためのソレですか?

   

はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!

 

先日あるイベントで舞台スタッフとして
動いていたときのことです。

ちょっと舞台に慣れている感じの出演者の方に

「(マイクの位置を)先にバミっておいてください」

って言われたんです。

これがちょっとね、違和感だったんです。

 

●バミる

 

バミるというのは舞台の用語で、
ビニールテープなどを舞台に貼って、元の位置を
記録することを言います。

 

舞台用語というよりは、会議室なんかでも
机の位置をバミってたりしますので、
割とご存知のかたも多いかも知れません。

 

でも、バミるってバミることが目的ではなくて、
正しい場所にきちんと置くためにバミるのであって、
バミるのはあくまでも手段なんですよね。

 

この目的と手段が入れ替わってることって
よくありませんか?

 

●なんのための練習なの?

 

ピアノの練習でいうと、古典的な指の練習である
ハノン。あれ、イヤな練習ですよね。

でも、どんな楽譜が来てもさらっと弾けるように
指の練習・ハノンは必要なんです。

 

でも、ハノンが上手になったら
それでいいのかというと、それは間違い。

もちろん中にはいい曲もあります。

でも、それが目的ではないんです。

ハノンを上手に弾いても、指がよく回ってるねぇ
という評価でしかありません。

目的はその先にあるんです。

 

 

美味しいご飯を食べるために、
家から離れたあの駅まで行く。

ご飯を食べるのが目的であって、
家から離れた駅に行くのは目的じゃないですよね。

 

そんなこと誰でもわかっているのに、
意外とこの目的と手段の取り違えは少なくありません。

 

●なんのために?

 

マイクスタンドの位置は人が立ってもらって
初めて決まるものです。

こちらが適当にバミっちゃったら、結果として
歌いにくかった、なんてことにつながりかねない。

いいステージができないかもしれない。

 

 

我々の仕事はいいステージを作るため。
それにつきます。

 

なので、まずやってください。
あとは我々がなんとかします。

必要であればバミリます。
ダメならダメで相談します。

それがたぶん「いいステージ」に繋がるんだと
思います。
いい音楽を作る道なんだとも思います。

 

練習でも本番でも「なんのために」を
常に考えておきたいですね。

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1973年兵庫県三田市生まれ。 三田市と神戸市北区で音楽教室と楽器販売を行う平瀬楽器の経営者。ピアノ調律師として一般のご家庭や施設・ホールなどをまわりつつ、店頭ではピアニカやエレキギター、カスタネット、大太鼓など、いろんな楽器の修理もやっちゃう楽器の専門家。 その他にコンサートや落語などのイベント企画、台本作成・進行などのディレクション業務、音響業務・コンサートの配信業務なども得意科目。 企画段階から本番の進行まで、イベント全体をまるっとマネジメントできるのが強み。イベント開催時の参謀役として置いておくときっとお役に立てるナイスガイです。 2013年からYouTube、2021年からはtiktokもスタート。2021年配信専門部門「HG動画配信サービス」を立ち上げる。2022年7月には兵庫県で初となる「音楽特化型放課後等デイサービス・さんかく」を開所した。

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