基準寸法にこだわりすぎたらダメ
2020/07/18
vol.1417
はじめの一歩を応援する音楽サービス専門店 平瀬楽器のヒラセトモキです。
おはようございます!
昨日は教室のピアノの調子が悪いということで
見に行く時間を取りました。
●どの方向で?
調子が悪いといわれても、
どういう方向で調子が悪いのか
見てみないとわかりません。
単に音がくるっているのか
それとも違う方向で機能的に
何かおかしいのか
によって作業の内容も
全く変わってきます。
昨日のは止音不良。
つまり音が止まらない状態に
なっていました。
グランドピアノの場合は、
湿度の影響によって止音不良が起こる
パターンが多いように思います。
今回もきっとそうだろうとタカを
くくっていたのですが…。
教室でピアノに対面し、状態を確認。
なるほどおそらく原因はそこだろうと
想定して作業始めました。
しかし、実際にやってみると
それだけではなかった。
もっともっと深いところに
原因がありました。
結局作業を始めてから
1時間程度かかり、
4本の止音不良を直しました。
もちろん湿気による影響と
いうのもあります。
きっとこれからも発生するでしょう。
しかしそれが生の楽器の宿命です。
悪いところであり良いところだと
思うんです。
●ルールは大切
作業しながら感じたのですが、
ここはこういう状態になっていないと
いけないという基準の寸法が
ピアノにはあります。
当然まずそれに合わせていくのですが、
それでも音が止まらない場合は
音を止めるために動かしていくと
いう手法をとります。
場合によっては基準の寸法から
離れていくことも考えられます。
しかしそれはそれで仕方がないのかな
と思います。
きちんと演奏するためには
基準寸法ばかり言っていられません。
同じように我々の生きている世界には
ルールというものが定められています。
基本的にはこのルールに則って
みんな生活をしているわけですが、
時と場合によっては
生活に合わせてルールを変えていく
必要があります。
例えば今のコロナの時なんかは
普段とはちょっと違いますよね。
●まずは音が鳴るように
なんでもかんでもルールルールと言う方が
結構いらっしゃいます。
ルールはもちろん大事です。
しかしそれだけでは
生きていけないと思います。
まずはきちんと音が鳴る状態を作ること。
きちんと生活出来るようにする事が
優先ですよね。
ルール整備だけでは何も動かない。
最近そんなことをよく感じるんです。
もちろんルールも作っていかなきゃ
いけないし、ルールを考える人は
大変だなぁと思いますが、
ルールばかりでなく、ルールもあるくらいの考え方で
捉えておくのも有効なのかなと思います。
なんともふわっとした話ですが、
最近強く感じることでした。
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